シエン・アノス・デ・ソレダァド

世界で一番偉大な秘密…それは、0と1との間にある!
世界の涯てへと思いを馳せよう、ワタシの永遠地平線…


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11月1日(土)  「Symbolisme en Japan」


<今日バスの中で見た夢>

皇后陛下恋人と間違えられて
2分くらいのディープキスを喰らった後、

尻から
重たい財布血の塊が出てきた挙句、
地縛霊が原因で道路が大崩落を起こした。









まさに世界動変(カタクリスモス)。

いや、キッツかったわ。 特にキスの部分。

だってしっかりおばあちゃんの匂いしたし。






あと健やかにレンブラントの絵を観た。








11月2日(日)  「見えない都市」


<今日の夢>

ライターで俺の鼻を焼いてきた怖いお兄さんを
ジャイアントスイングで走行車にぶつけ、死なした。







夢って本当に愉快千万なやつですよね。





<今日のバイト>

1円玉って拾うと1円以上のカロリーを消費するんだよね、って言う話からお金トークに。

1万円札って23円で作れるって、解っていてもなんだか騙された気になりますよね。




俺 「そういえばさあ、大蔵省造幣局ってどこにあるかわかんないんだよね。」

後輩「泥棒に入られますからね。」

俺 「俺んちの裏の山にある可能性も無い訳ではないよな。」

後輩「それだったら海外とかにある可能性のほうがまだ高いんじゃないですか。」

俺 「海外か…ニルヴァーナだな。 きっと。」

後輩
「ありません。」









で、みんなで話し合った結果。




大蔵省造幣局はきっとみんなの心の中にあるんだ。




なにやらうすっぺらなヒウマニズムっぽくまとまった。






11月3日(月)  「神の名においてこれを鋳造する」の巻


ビ―――ッグオ――! ア―――クション!

丸半日続けたホームページ更新作業が辛くなったので、「THE ビッグオー」をレンタルしてみた。

何もかもが俺の好みです。 つうかドロシー萌えだね。

つうか矢島晶子の七色ボイスはすげえなあと普通に感動した。


「あなたって最低ね…」


た…たまらん。




興奮状態のままバイトに行き、
監視カメラに映らないように一人でサドン・インパクトの特訓をしたってのは君と僕だけの秘密だからね!






11月4日(火)  「さとうふみや先生」の巻


今日は最高の秋晴れ!

こんな日に家の中にこもってるなんてまったくどうにかしていやがります!


と言うわけで宗教法人・幸福の科学製作アニメ
「黄金の法―エル・カンターレの歴史観―」を観てきたよ。



それというのも、Y岸が駅前で配っていた感想を送ってくれれば映画がタダになる不思議なチラシをもらってきたからです。

うーん、大川隆法先生金持ってるんだね!

据え膳食わねばなんとやら、早速駅前の東映映画館さんへ出発だあー!






信号待ち中。

暇つぶしにもらってきたチラシに目を通す俺。




俺 「…なあ、山岸さん?」

Y岸「どうしたの。」

俺 
無料ハガキ配布期間11月3日までって書いてありますけど。






Y岸の野郎途端に機嫌悪くなりやがりました。






Y岸「ハア? ふざけんな! 俺絶対そんなもん金払って観ねえからな!」






お前が誘ったんだろうが。






俺 「じゃあどうすんの。」

Y岸「ゴネる。 絶対通してもらう。」







映画館でバイトしてる身として、僕東映さん及び幸福の科学さんが可哀想になってきました。






東映さん到着。

そう言えばリード以外の劇場に映画観に来るのは初めてですね。

Y岸はゴネる気マンマンですし。 果してどうなることやら。

うお、行った。






Y岸「映画がタダで見れるって聞いたんですけど。」

科学「あ、ハイこちらです。」







何の悶着も起きなかった。

まあありがたく入りましたけど。


ちなみに劇場の前には※さとうふみや先生の書いたマンガが置いてあったのでこれまたありがたく頂戴した。


さとうふみや…金田一少年の事件簿、および探偵学園Qを描いている人。
           幸福の科学に入信している。
           ちなみに金田一(元)&超頭脳シルバーウルフ原作の金成陽三郎も幸福の科学。






おっと、上映開始のベルです。

さあて、ワクワクドキドキのタイムラフティング・ムービーの始まりだァ!!







ハイ、普通にすっげえつまらなかったです。

予想を遥かに下回るポテンシャルの低さ。

まあ皆様がわざわざ劇場に足を運ぶ労力を無くすために、僕頑張って内容を要約したいと思います。






ヘルメス=トリスメギストスは実在の人物なんだ!

プロメテウスは悪いヤツなんだ!

釈迦は生まれ変わったヘルメスさまなんだ!

・ダイバダッタは印南そっくりだったね。 
絶対眼牌してます。

キリストは…ええとなんだっけ…霊体がまあいいや。

そうそう、ヘルメスさまと釈迦は子安武人だったんだ!

ハッキリとは言っていないけれど、大川隆法先生はヘルメスさまと釈迦の三度目の生まれ変わりみたいだよ!

つまり大川先生=子安。







いやあ、我ながら簡潔にまとめたと自画自賛。

つうかチラシに「暴力シーンとかないのでお子様にも安心して見せられます」とか書いてますけど、

ただ単に盛り上がりが無いだけです。 

ベッタリしすぎな。


Y岸とか最後の30分寝てやがりましたしね。






Y岸の機嫌がまだ悪いのでインドカレー屋「ベンガルベイ」に連れて行く。

ナイスインドガイのマスターを見たY岸はぐんぐん機嫌が良くなっていったよ。


やっぱり仏教よりヒンズー教の方が強いってことかな? 

おっとくわばらくわばら。






家に帰って、卒論中間発表用のレジュメ製作に取り掛かる俺。

うしろではY岸が山口貴由の『万有引力』を読んでいます。

夜中の12時ごろ、フッ…とある思いが俺の胸をかすめる。






俺 「あ…そう言えば今日『黄金の法』観たんだっけ…」






その程度の映画です。







11月5日(水)  「大興のうな丼はもちもちしています。」の巻


Naoくんに四暗刻ツモられました。






11月6日(木)  「鬼に金棒、力石に水。」


そういえばKIRIN「力水」シリーズの最新作出ましたね。

1999年の「今世紀最後の力水」を最後にここ4年ほど行方をくらませていたドリンク、

そろそろ帰ってきてもいい頃なんじゃないかなあと思って新ネーミングを一人で予想していたりもしましたねェ。

まあ結局一番面白いのはまた「今世紀最後の力水」のわけなんですが。




ま、そんな力水が装いも新たに、僕らの目の前に大登場。

その名も「試験に出る力水」。






予想できねえって。








11月7日(金)  「ある物語の幕引きにおける生理洗浄(カタルシス)と精神の健康性に関する一考」


<舞台からの退場の方法は虚構的であるほど精神は健やかさを感じる>


なぜバイキンマンは打撃を受け、「バイバイキーン」と飛んでゆくのか?

バイキンマンが空を舞うことにはどのような意図、あるいは効果があるのであろうか。

それは「現実からの遊離」であると私は考える。


実際に我々は他者から打撃を受けた際に、空を舞うような事態にはならない。

顔面に強い打撃を受ければ打撲傷、骨折、鼻血、眼窩陥没等を被る。

不善をなしたバイキンマンには何らかの制裁を加えねばならない。

しかし我々人間は理性をおびやかす暴力から目を背ける傾向にある。

ここに共同体の教育的道徳と理性との衝突が生じるのである。

この衝突に双方の利益をもたらすもの、それは虚構である。


我々は他者から打撃を受けたところで空を舞いはしない、

しかし、バイキンマンはこの因果系を無視し、空を舞うのである。

我々はこの一つの虚構から別の虚構へと帰結する。

すなわち、「飛ぶはずの無いものが飛んでるんだし、飛んでいった先でも何とかなるだろ」である。

この虚構の連鎖で、我々の衝突は事態を収拾する。

バイキンマンには制裁を与え、尚且つ理性を脅かす脅威を直視することも避けうるのである。


「現実からの遊離」…虚構はその虚構性そのものによって、衝突(=現実)から離れようとする。

我々は現実(=衝突)からはるかに離れた虚構を見ることによって、

その不可能性を思いながらもその内に解決不能な問題のユートピア的解決を見るのである。

この場合の我々の笑いは憧憬の現れである。

ユーモアの滲出、虚構の清潔性、これらは現実から離れれば離れるほど大きなものとなる。


虚構によって我々の生はより際立たされ、充たされたものとなる。

これこそが虚構の効用である。






じゃあ試しに「アンエルボー」とか「アンニー」とか
中途半端にリアルな技
を思い浮かべてみましょう。



エグいだろ。






「アンアルゼンチンバックブリ―カー」とか考えてみてください。

思い浮かぶでしょう?

バイキンマンが「バイバイキン」なんて言う余裕無くタップしてる姿が。








<付論・物語中における主体の不在を意味する撞着語法(オクシモロン)についての若干の言及>

研究社・「COLLEDGE LIGHTHOUSE ENGLISH-JAPANESE dictionary」参照




un-

接頭語。(形容詞、副詞、名詞につく)「…ではない(否定)」の意。







unパンマン=パンでない男

unパンチ=パンチでない






深淵だね。






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