奇蹟の軌跡
・・・まずは右足だ。次は左足。右､左､右､左。気が付きゃ今日が終わってる。気が付きゃ人生終わってる。気が付きゃ世界も終わってる。
２０００年 ７月 １０月 １１月 １２月
２００１年 １月 ２月 ４月 ５月 ６月 ７月 １０月 １１月 １２月
２００２年 ２月 ３月 ４月 ５月
６月１日（土） 「夏はいつもかけあし」
今日は休日出勤で会議とかをした。 泣けます。
そのあと思い立ったように帰ろうとするＵ野カーに飛び乗り日立へ行く。
Ｍ黒さんちでまた麻雀をする。
ここ一番でポカやってハネマンミスったり
その次の局でＭ黒さんにドラ６とか言うジャッカルばりの一撃くらったりしてだいぶへこむ。
失意の麻雀であった。
夜も更けてきたので寝ようかと思い、ふとＭ黒さんの書架を除いたら
「ふたりエッチ」のEF巻だけを発見した。 こりゃあ一体何故？
Ｍ黒さんにこの一大疑問をぶつけてみる俺。
「ああ、それはですね、その巻には色々な体位が載っているので、
イザと言う時役に立つかもしれないじゃないですか。」
成程Ｍ黒さんは研究熱心であることよなあ、とすぐ横になる。
＜寝るまでの数瞬間考えたこと＞
俺 「体位かー、うーん、色んな体位ってどんな体位があるんだろう。 ちょっと考えてみっか。
うーん、ああ、そうだ、クワトロ体位、クワトロ体位。」
健やかに寝た。
６月２日（日） 「ひろがる ひろがる」
昼頃、日立を後にする。
水戸駅前では右翼カーが環境問題についての演説をぶち上げていた。
よく考えると地道な活動ではある。
車体には「よろず相談承ります」という文字がペインティッド。
誰が何を相談しにいくのだろうか、と一瞬思ったが、すぐに俺が一つ質問思いついちゃいました。
「あなた方今アイドリングしていることについてどうお考えですか。」
拉致されそうなので言いに行くのは止めた。
しかし考えてみればきっと彼らも普段はうだつのあがらないサラリーマンとかやっていて、休日を返上してこういう活動をしているのだなあ。
まあ演説しているような偉い人は違うと思いますが、何故戦後５０年に二次大戦の亡霊まがいの活動をするのだろう。
結局あの運動に参加をするという人ってのは、淋しいだけなんじゃないんだろうか。
梶井基次郎の小説の一場面が浮かぶ。
梶井が天理教の女性の勧誘に会うシーンだ。
「生活をする」ということは一筋縄では行かないのだなぁ。
たまにはそんなことを思いながらバイトに行った。
帰宅。
家のドアを開けたらチェキおが忘れていったＧ’ｓマガジンを発見した。
ああ、やっぱり「生活をする」ということは一筋縄では行かないのだなぁ。
６月３日（月） 「そびえ立つビルに命はありにしや？ 夜の電灯 ビルの心臓」
連休明けって当然のごとくダルいですよね！
「今日出来ることは明日する」がモットーの僕らＳＦ同好会、
そんなスローガンをより深化させたいい標語が突然俺の小脳スクリーンに投影されたァ――ッ！！
こ・・・こりゃあ最早イデアの域ですよ？
授業アーシタ
「やってやるぜ！ ヤリパンサー！！」
一回転半。
６月４日（火） 「単音強度」
朝、メールの音で目が醒める。 こんな時間に一体誰ですか。
Ｆｒｏｍ Ｙ田さん
ためして！ 守護ガッテン！！
これ以上優雅な目覚めってちょっとありますか？
６月５日（水） 「本格！ 麻雀日記」
なんかチェキおとＵ野君がやってきたのでまた麻雀した。
チェキ尾がどんどんスキルを上げているのに俺は危険牌すらわからない状態。
当然やられる。
しかし三半荘やって無和了、テンパイ２回ってのは酷すぎませんか。
帰り道。
俺はずっと単騎待ちがカッコいいと思っていたのですが、
チェキおに「両面待とちか三面待ちの方がキモチいいに決まってんじゃんか」と諭される。
そうなのかと納得する。
＜その夜見た夢＞
ＭＤで麻雀をする夢を見る。
以下この夢の記述。
俺 ツモ ＯＦＦＳＰＲＩＮＧ
俺 「どうする…カンチャン入ったな…ＡＬＩ ｐｒｏｊｅｃｔ単騎待ちでリーチか？
いや待てよここはさっきのチェキおを信じてアリプロ切ってシャンテン数落として両面待ちだ！
よっしゃ 打 アリプロ！」
次順
俺 ツモ ＡＬＩ ｐｒｏｊｅｃｔ
俺 「ごふう。裏目。 しょーがねえ、ツモ切りだッ！」
チェキ「ロン。」
俺 「て…てめえ！ 帰り道にした話はこれのための布石だったんだな！
畜生もう生涯両面待ちなんてしねえぞ！」
チェキ「ハハハハハハハハ」
実に憎憎しい気分で目が醒めた。
だがこのやるせなさは一体誰にぶつければ良いのか知らん。
６月６日（木） 「これみよがしにエピクロスの肋骨」
今日はどうやらワールドカップで言うところの日本戦らしいですね。
こんな日に何の因果か僕はリードシネマにて「少林サッカー」のもぎりをしております。
コードネームは「コバヤシサッカー」。
絶対客こないって！ さすがに！ 俺も本読みたいからむしろ客こないで！
…とか思ってたら一人サラリーマン風の男のお客が来たね。
よっぽどこの人ワールドカップに興味ねえんだろうなあ、と思いました。
６月７日（金） 「老練 老練 老練 老廃度」
授業キングクリムゾンして風呂に長々と浸かったよ。
風呂でやるゲームやら読む本はなんでこんなに愉悦なんでしょう。
風呂上りに久々にへそのごまでも取ることにする。
――さて、ここで皆様にお聞きしたいのですが、へそのごま、いつもどうやって取ってますか？
へその部分は皮膚が薄い上に内臓に近い部分ですので、バイキンが入るとすぐにお腹が痛くなりますよね。
しかしこうゴロッと老廃物を取る楽しみっていうのが確かにあるのもまた事実。
垢、目脂、歯垢、雲脂、耳垢、鼻糞、等を除去しきった時の嬉さったらないですよね。
このアンヴィヴァレンツをどう解決するか？
僕はこうです。
@ピンセットをへそに突っ込んで開腹。
A竹の耳かきでゴリゴリとへそのごまを除去。
Bお腹が痛くなる。
ハイ、そんな都合のいい話ありません。
ハイリスク･ハイリターン、これ重要。
「それでも俺はこんな都合の良い方法知ってるぜ」って言う人がもしいたら、
俺その方法買います。 教えてください。
いやしかし書いてるだけでお腹がムズムズしてきた。
６月８日（土） 「今夜はオン･ザ･ロックボトムで酔いたいの」の巻
リードシネマでバイトを始めて早や一年。 初めて昼間のバイトに召集されました。
リードは昼＝おねーさん 夜＝野郎共という図式で動いていますので、
昨夜は意図せず変な期待を抱きながら寝てしまいました。
これも普段女性との出会いのない生活ばかり送っている所為でしょう。
しかしバイトに出かける直前になって、一生懸命に毎日を普通に過ごそうとしている女性と俺みたいなのが
一体どのような話題について話せばよいのだろうかと酷く不安になる。
考えるも結局ここに書いてあるような俺の恥ずかしい思い出話やら趣味の話でなんとかするしかないと言う結論に。
さて、今日は我らがＷＷＥのスーパースター、ロック様が主役の映画「スコーピオン･キング」の封切り日です。
いつ見てもテカテカしてるロック様スマイルが眩しいです。
うーん、やっぱ何度見てもロック様は何人（なにじん）なんだかわかんねぇなぁ。
ポスターには「WARRIOR, LEGEND, KING.」というアオリ文。
僕これ見ると何だかロック様がちゃんとセリフ覚えられるのか心配になっちゃいます。
そんな心配をよそに、映画誌の評は「シュワルツェネガーよりも演技力がある」とのこと。
わお。 スゲエやロック様。
先着１００名に配られるミニポスターを奪取したり、
おねーさんにピープルズ・エルボーの説明したりしながら何となく過ごした日でしたとさ。
たまには女性に囲まれんのもいい気分です。
つーか今までの俺の人生でこんなことあったか？
６月９日（日） 「日曜日に見る物語」
輝く水アカ＝ミカンス
断頭された首が百年後に喋り始める
ガラスの死体蘇生装置
踊り子の髪の毛は音をだす
血の汗をかく小人
肉のない唇が話す
血文字を書く雄鶏
音を奏でるタロット・カード
糸の先に吊られた脳
空飛ぶ水球の影が殺人を犯す
痛みを与えない磁気抜歯装置
奇数棒のシストラム
歯を運ぶ奇妙な装置、空飛ぶ撞槌
水中を遊泳する電気猫
青や茶色の歯や歯根で作られた巨大なモザイク
生きながら埋葬されてしまったアーグ
暗殺の調教を受けた巨大な鳥
女王の発作は、無実な人々を処刑しなければおさまらない
突然鳩に変えられ飛び去ったウルフラ
無敵の護衛たる力士ヴィルラス
電気は脳に浸透して、死後硬直に打ちかった
水を引き寄せる力を持つ金塊
死者の頭に蘇生剤を注入する
爪に錫メッキする男
タツノオトシゴの水中レース
レーモン・ルーセル『ルクスソルス』
６月１０日（月） 「最早気持ちよくなるレベル」
今まで散々「俺はオタクじゃねぇ、俺はオタクじゃねぇ」と言いつづけてきた僕ですが、
ここ最近突然回心をしました。
なーんか、もうー、別にー、オタクとか呼ばれてもいい感じ？
また一歩悟りに近づいた。
そんな心持ちの俺がバイトに行ったら新しく入ったおねーさんのバイトさんを紹介されたよ！
すかさず俺こう自己紹介しちゃったね。
「どうも『俺』です。 メガネのオタクですんで蔑んでください。」
ただ単に卑屈になっているだけな気がしてきた。
６月１１日（火） 「敷衍カルシウム」
常々自分が難しいものだな、と考えている現象（と難しい言葉を使ってしまいましたが）の一つに「流行」というものがあります。
どこから生れるのか、最初のそれは人間のある感覚に働きかけ、他の人からの差別化を図ろうとします。
「流行に乗る」ことで「流行に乗らない」人に対する何かの優越を持つわけです。
しかしやがてその優越の波紋は皆へ皆へと広まって行き、一つの「優越の地層」を作り上げます。
すると不思議なことにそこにはもう優越はない。
一体なんなのでしょう、この現象は？
「そもそも最初の前提が間違っている。 『流行』とは差別化の現象ではなくて、一つの類的存在への同化だ。」
という意見も出てくるかもしれません。
ここで社会科学的にどちらが正しいのか論じるつもりはありません。
が、どちらの説も、あるいは例えその他の説が出たとしても「流行」の第二の不思議は解明できないかと思います。
「何でそんなのが流行ってんの。」
えー具体的に言いますと、あのおぼっちゃまくんみたいな髪型。
僕すれ違うたびに笑いそうになります。
いやはや全く、流行ってのは難しいもんですなぁ。
・・・え？ あれがベッカムヘアーって言うの？
うっわ、今日初めて知ったわ俺。
６月１２日（水） 「朧下（おぼろげ）の蹴士」
ベッカムの髪型を真似る日本の若人よ！
俺はそれを責めるようなことはしない！
しかし、しかしだな、日本という国の民族であることの誇りを忘れちゃいねぇか？
そうだよ！ 大和魂だ！ 益荒男だ！ 武士だ武将だ将軍だ！
そんなサムライイレブンにゃこの滾るナショナルイメージなユニフォームが良く似合う！
見さらせこのワビサビマインド溢れる日本代表を！！
っていうか八百萬〜
６月１３日（木） 「悪魔の方程式」
３年生にもなって１年生に混ざってドイツ語Tなんかを受講している俺。
どうして外国語ってのはこんなに面白くないんでしょうか。
…とか思ってると昨日に引き続き愉快な落書き発見。
ヲタク＝熱狂的ファン≠マニア≒専門家＝アホ？
色々突っ込みたいところはありますが、
特に最後の「専門家＝アホ」は最早偏見とすら呼べますまい。
先生「キミ、小テストの成績一番悪かったから、来週までにこの書き取り宿題ね。」
ハハハ激鬱。
６月１４日（金） 「『何点ですか。』 『全開です。』」の巻
うおお俺のソウルゲインが殴る！ 殴る！ 殴り殺す！！
スパロボＡもようやく最終マップ。 プレイヤー本体にも熱血がかかります。
俺 「おりゃ――っ 爆熱究極拳―――ッ（独り言）」
グラグラグラグラグラ
地震です。
震度３くらいか？
僕は寝ていれば震度５の地震でも起きませんが、起きていれば３でも怖い人です。
おさまった。
ふう。 どうやら棚から俺の剣玉が落ってきたくらいですんだようです。
いやあ、良かった。良かった。 用を足しにトイレに行く。
・
・
・
便器の中へお風呂用洗剤と歯みがき粉が突っ込まれた
シュールレアリスムなオブジェクト発見。
マ、マるセる デュシャあああん・・・（詠嘆）
６月１５日（土） 「気が付けば一望の荒野我が右目 何を見るのか閉じた左眼」
また日立からの刺客が来る。 今日のチェキおの手には「あずまんが大王C」が。
その所為かいつもよりも大変かまびすしい。
チェキ「う、う、う、ううう・・・このチアガールの暦萌えるんだ２ｍ越えー」
尚本日の日記は俺の気分により語尾が少々変になっております。
チェキ「あー・・・ううう・・・おげえー・・・ブルマー、ブルマ万歳なんだ釣り目女子ー」
繰り返しますが語尾だけです。
のたうちまわるチェキおをよそに黙々とシルバーガンとシャイフォVやる俺。
と、突然Ｍ黒さんがこんな質問をぶち上げた。
Ｍ黒さん「あずまんがの中で彼女にするなら誰だろうハロモニー」
チェキ「え、ええ！？ うう・・・おげえ・・・ああ・・・ちょっとだけ待ってください、
今考えますんでさかしま堀江由衣ー」
俺 「ええー、俺露骨にどうでもいいんですけどトマトケチャップ皇帝ー」
チェキ「オイ！ そりゃねえだろ！
俺は今真剣に考えてるんだからよベイブレード！！」
捨て置くことにする。
２分後。
チェキ「にゃもだー」
嬌声が上がる。
チェキ「うう・・・おえぇ・・・にゃもが彼女だったら
そりゃもうあんなことやこんなこと寝覚めの妄想ー」
思わず憐憫の視線を投げかけてしまう俺。 もう好きに生きてください。
１０分後。
チェキ「ああー、ううー、おげえ・・・やっぱ、やっぱ
このチアガールの暦は萌えるんだ青キャン畳返しー」
ネバーエンディングストーリー at 俺んち。
モンデンキント
今すぐ行きます月の子！
６月１６日（日） 「それでも俺は」
「歩くのもダリぃしここらでちょっと休んでいくか」
「道路交通法第７７条一項！
次の各号のいずれかに該当するものは、それぞれ当該各号に掲げる行為について
当該行為にかかる場所を管轄する警察署長の許可（当該行為にかかる場所が同一の公安委員会の管理に属する
２以上の警察署長の管轄にわたるときは、そのいずれかの所轄警察署長の許可。）を受けなければならない！
同項の四！
道路において祭礼行事をし、またはロケーションをする等一般交通に著しい影響を及ぼすような行為で、
公安委員会が、その土地の道路または交通の状況により、道路における危険を防止し、
その他交通の安全と円滑を図るため必要と認めて定めたものをしようとする者！
道路交通法第７７条５項！
所轄警察署長は、第一項の規定による許可を受けたものが前二項の規定による条件に違反した時、
または道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図るため特別の必要が生じた時は、
その許可を取り消し、またはその許可の効力を停止することができる！
道路交通法第７７条６項！
所轄警察署長は、第三項または第四項の規定による条件に違反したものについて
前項の規定による処分をしようとする時は、当該処分にかかるものに対し、あらかじめ、弁明をなすべき日時、
場所及び有利な証拠の提出の機会を与えなければならない。
ただし、交通の危険を防止するため緊急やむをえない時は、この限りではない！」
「あ、ああ〜 たまら〜ん。」
法治プレイ。
６月１７日（月） 「やたらと踊る」
「ねーね、荒木飛呂彦がクリスチャンだってこと知ってる？」
「うるせえ！ グスタフ･クリムトから多聞に影響を受けてるって事も知ってるし、こせきこうじと仲がいいのも知ってるし、
本当はファッションデザイナーになりたかったって事も知ってるし、冬は半纏にコタツで過ごしてるってことも知ってらあ！
『俺』が和月伸宏と同じ高校だって事も知ってるし、ヤツ（和月）が新潟県越路郡出身だってことも知ってるし、
本名は和宏だって事も知ってる！ちなみに陸軍元帥山本五十六と同じ高校だ。
余談だがその所為で長岡市はアメリカから原爆が落とされる予定だったんだけれども当日の天気が曇天だったから代わりに
第２目標の広島に落としたっていう歴史の真実も知ってらーね。 これは何とも妙な気分だが…
信号機は１ｍ２６ｃｍだし、電信柱は約３０ｍ間隔で建ってる！野球のダイヤモンドは1周きっかり１００ｍだ！
サミュエル・ベケットはジェイムス･ジョイスの弟子だって事も知ってるし、エドガー･アラン･ポーはアル中でロリコンだってのも知ってるし、
ルイス･キャロルもロリコンだって事知ってるし、ジョナサン･スウィフトに至ってはロリコンで尚且つコプロファグニィだって事も知ってるし、
ソクラテスとプラトンはショターんな少年とエロースなことすんのが素晴らしいとか言ってるのも知ってるし、
オスカー･ワイルドもアルチュール・ランボォもドナチアン・アルフォンス・フランソワ・サドもソドミィだって事知ってるし、
そもマルキ・ド・サドは主体と客体のキリスト教における偽りの平等を排して徹底的、暴力的に人間の尊厳を取り戻さん、
と試みていたことも知ってるし、彼の小説は１８世紀には評価されなかったけれども２０世紀に入ってアンドレ･ブルトンをはじめとする
シュールレアリスムのグループによって再評価されて聖侯爵＜ディヴィアン・マルキ＞の称号を送られたことも知ってるし、
レーモン・ルーセルが『コルセット用の鯨の髭で作られた奴隷の彫像が牡牛の肺臓で作られたレールの上を音もなく辷（すべ）って行く』
っていう『俺』が泣いて喜びそうな小説を書く人だってことも知ってるし、むしろヤツが感激のあまりちょっと泣いたのも知ってるし、
Ｊ・Ａ・シーザーの『海月藍に死す』の歌詞『月する 月にする 月は海の上に昇った 波するものの後ろから やや上方に それは月した』
ってのはホルへ･ルイス･ボルヘスの小説から取ったってのも知ってるし、『わたし万物百不思議』は澁澤龍彦の『ヨーロッパの乳房』
が種本だってのも知ってるし、あの歌の地名連打部分も諳（そら）んじられる！ アルハンブラ イスパハン カセルタ リンダーホフ
シュヴァル ボマルツォ フローラ マティアス ベルサイユ オベリスク ザーメック イゾラ・ベッラ アンフィアテアトロ オルフェウス
グロッタ ノイシュヴァ・シュタイン サンタ・マリア・デ・ラ・コンツェツィオーネ！ フォーヴィズムは野獣主義だしキュビズムは立体主義。
ダダイズムのダダってのがフランス語で犬だってことも知ってる！ ウルトラマンに出てきたあの怖い三面怪獣ダダってのが
ダダイズムにインスパイアされたものだってのも常識だ！ マックス･エルンストはダダイズムからシュールレアリスムに
鞍替えした人だってのも知ってるし、いやむしろエルンストと言えば『百頭女（ひゃくとうめ）』と『カルメル修道会に入ろうとした少女の夢』は
外せないよナァ…じゃなくて知ってるし、『走る車はサモトラケのニケより美しい』って言った未来主義の詩人マリネッティの
自由詩『ザング･トゥンブ・トゥンブ』はたまらねぇ一品だってのも知ってるし、そもそも未来主義＜フューチャリスモ＞がやたらと『俺』と
シンパシーな気がするな、ってのも知ってる。ていうか未来主義ってムッソリーニとシンパシー。ファシズムじゃんか！ってのも知ってる。
あとオディロン・ルドンが最高なのも知ってるし、この前リードの先輩から見せてもらった田名網敬一の６０年代ポップアート作品集も
これまた良かったってのも知ってる。デイヴィッド･ホックニーがカミングアウトした人だってのも知ってるし、
彼の写真コラージュは素晴らしいってのも知ってる。人間は考える葦だってのも、コギト・エルゴ・スムだってのも、ク・セ・ジュだってのも、
超人だってのも、ホモ･サピエンスだってのもファーベルだってのも、ルーデンスだってのも、レリギオスだってのも、
主体概念が終焉してるらしいってのも知ってるし、語りえぬことについては沈黙しなければならないってのも知ってるし、
とにかく０に賭けなきゃならんって事も知ってるし、実際に起きなかったことも歴史の内だって事もとにかく全部知っとるんじゃあ！！」
「あ、ああ〜 たまら〜ん。」
周知プレイ。
６月１８日（火） 「わが眼球に わが両手に わが血と呼吸（いき）に」
目が痛い。
左眼が腫れてやがります。
しょうがないのでこっちに来てからはじめて病院に行くことにします。
まともに病院のご厄介になるのは４年ぶりくらいな気がしますな。
眼球実験された。
目の中に綿棒突っ込まれてぐーるぐる。
こんなに泣いたのはいつぶりでしょう。
治療終了後、せっかくなので「目」つながりでオディロン･ルドンの画集を買うことにする。
３０００円で購入の後、古本屋に入ったら同じ物が８００円で売られていた。
血を吐きそうになる。
結局しこたま本を買い込んでリードへ歩いていると、こんな右翼ポスターを発見。
働かない国会議員、三件分立は絵に書いたもちか！
町を闊歩する若者たちを見て、母国の未来を憂うのもいいでしょう、ただ、
国政を語る前に漢字の勉強くらいして欲しいなァ、と思いました。
６月１９日（水） 「ベッケナー」の巻
誰だってそうですけど、興味のないことに脳内ハードディスク容量使う気ってあんまりないですよね！
で、興味のないことってそれとは知らず偏見を持ちがちですよね！
僕の場合それはズバリスポーツ。
Ｋ木さん「いやでもさすがにセ･リーグとパ・リーグくらい言えるベ？」
以下は俺の野球に対するイメージと俺リーグである！
念のため言っておきますが、悪意はないよ！
ただ２０年間の断片情報の集大成。 怒んないでね！ いやマジで！
＜俺の中の野球＞
巨人は自民党で、阪神は共産党みたいなものだ。
広島は地味だからパ･リーグだ。
確かセ･リーグの方はやおい本が多かったような気がする。
守備でみんなから尊敬を集めるのはピッチャーとサードだけ。
外野はふきだまりでいつか内野陣のポジションを奪ってやろうと思っている。
ロッテと日ハムは両方人気のないチームだから一方のリーグには偏っていない。
日ハムの本拠地は確か博多。
近鉄が嫌いな人はいない。
＜俺リーグ＞
セ・リーグ：巨人･阪神･中日･横浜・ヤクルト･ロッテ
パ・リーグ：近鉄･西武・広島･日ハム･オリックス
ファンの人すいません、俺素でダイエー思いつきませんでした。
Ｋ木さん「じゃあいいよ、パ・リーグもう一チームジュビロ磐田あたりで。」
ヤッター 何とか俺リーグ完成。 目出度し。目出度し。
それでも大分間違ってるといわれるのはもう少し後の話。
Ａ須さん「じゃあサッカーはどうなのよ？」
＜俺の中のサッカー＞
ＦＷ：支配者 ＭＦ：その手下 ＤＦ：ふきだまり ＧＫ：若島津
Ａ須さん「ワールドカップくらい見ればいいじゃない！」
失礼な！ ４年に１度のワールドカップですよ！ さすがの俺だってそりゃサッカー見ましたよ！
全部で２０秒くらい。
っつーわけでみんな今日から俺のことを「偏見艦長」って呼んでいいよ！
麻雀やった後に飯を食いに行った。
その後いつぞやの負け分としてチェキおに今月号のガンガンを買いに行かされる。
おげえ。僕この雑誌買うの生れて初めてなんですけど。
しかも本屋のレジが俺の友達。
蔑んだ目で見られたらどうしよう。 などとガンガンに対する偏見を持ってみたりもした。
そんな偏見持ってたら自分でもビックリするくらいしどろもどろの言い訳が口を衝いてしまって
アラ大変。
チェキお「あらやーですねー。あの人酷い言い訳してますよ。」
Ａ須さん「全くで。 素直にガンガン好きなこと認めたらいいじゃない！」
Ｋ木さん「今月もう２冊目だもんな。 カーッやっぱスゲエや！」
言葉のファンネル。 苦笑いする友達。
何かを浄化するためにガシャポンをすることにする。
と、すげえガシャポン発見。
「リアルフィギュア あぶさん」
コイツは凄ぇです。 何がってあぶさんがカウンターで酒飲んでるフィギュアです。
お前野球しろよ！ と心の中で思いながら２００円投入。
ガシャ ポン
キタ――――あぶ降臨！！ マジゴッド！！
想像以上に凄い出来です。 誰が買うんだこんなもん。
「あぶさん」ファンだって買わんわい。
あまりの面白さにその後賭けあぶ麻雀することに。
三着：１あぶ 四着：２あぶ
よっしゃあーっ 勝って俺以外のヤツにあぶさんコンプリートさせちゃるぜーっ！！
・
・
・
＜結果＞
俺：１あぶ チェキお：２あぶ
あのカウンターにたたずむあぶさんがカブるところを想像したら軽く鬱になった。
Ａ須さん「そんなにアレならもう１回くらいやればいいじゃない！」
俺 「じゃあやりますかーッ！」
チェキお「うわーん俺もう明日４００円ですごさなきゃなんねぇーッ」
Ｕ野くん「うわあああーっ」
あぶを巡る人間模様。
・
・
・
＜累積結果＞
俺：２あぶ チェキお：４あぶ
チェキおが逃げ出した。
捕まえて借金をさせることに成功。
いやしかし今日はすげえ色々あったなぁ。
６月２０日（木） 「隠恤」
ガンガンを本当に久々に読んだ。
ハンター×ハンターみたいな漫画とＮＡＲＵＴＯみたいな漫画と
ハーメルンのバイオリン弾きみたいな漫画とパプワくんみたいな漫画と
冬目景みたいな漫画と冬目景の漫画がやっていた。
枕にちょうどいい厚さだった。
６月２１日（金） 「もうこれは殿堂入りか？」の巻
一昨日の日記用の「あぶさん」の写真取りにサークル室に行ったら
Ａ須さんとチェキおとＵ野くんとＳ藤くんが麻雀をやっているのを目撃した。
折角なので共用室６の入り口のドアに張り付いて威嚇をする。
一局の間誰にも気付いてもらえない。
寒淋しい思いをさせられた。
あぶさんの写真を取る。
しかしやっぱりこの「あぶさん」というワードは口ずさむだけで何だか笑いが込み上げて来るワードだ、
ということでこのワードについてみんなで色々考えてみた。 以下その一例。
ドラえもんのび太とあぶだけ惑星（プラネット）
あぶダクション
あぶトロニクス
すいません良くない事と重々承知していますが、
俺自分で口ずさむだけで笑いが止まりません。
火あぶり。
もうだめだ。 助けて。
６月２２日（土） 「初夏のミステリイ（濱岡 稔風）」
気がついたら今日も神保町をうろうろしていた。
僕は何県の人ですか。
ところで皆様はミステリィ（森 博嗣風）と言うと何を思い浮かべますか。
何かすごい探偵がアリバイを崩したりトリックを暴いたりしてカタルシスですか？
やたらすごい探偵がペダンチックな知識を披露したりしているうちにめくるめく反世界への飛翔ですか？
いずれにせよ最初から「事件に参加」することで得られる楽しみ、
ミステリーの楽しさとはこれに尽きるのではないでしょうか。
当然そうなると「ネタバレ」ってのは厳禁のわけですよね。
ところが世の中にはやっぱり面白い本ってのがあるわけで、
上遠野 浩平「紫骸城殺人事件」、
清涼院 流水「コズミック」、
この二つはＫ木さんからネタバレ聞いて欲しくなった本たちです。
リアル爆笑。
―警告！ 今日の以下の日記には「紫骸城」のネタバレあり！―
今日はそんな彼らが格安のお値段で（２００円、３００円）手に入ったのでちょっといい気分。
ホクホク気分で「奥野かるた店」でボードゲーム「ミシシッピ・クイーン」を購入する。
お値段は値引きされて４２００円。
１０００円札５枚を店員さんに渡す俺。
店員さん「あの…これは…」
１０００円札に混ざってＫ木さんから貰った復刻版サタンマリアが。
サタンマリアを慌てて回収。 たいへん恥ずかしかった。
家についた後、今日渉猟した本を眺める。
寺山修司 「遊撃とその誇り」
同著「死者の書」
同著「ロング・グッドバイ」
同著「私という謎」
Ｂ・Ｌ・ボルヘス「北アメリカ文学講義」
同著「エバリスト・カリエゴ」
プラトン「パイドロス」
ジョナサン・スウィフト「奴婢訓」
ポオル・ゴオガン「ノア・ノア」
Ｌ・キャロル「もつれっ話」
京極夏彦「姑獲鳥の夏」
清涼院流水「コズミック」
いやあ今日もごっそりと本ばっかり買ったなぁ。
俺いま買ってあるだけで読んでない本が７０冊くらいあるから、読むのは随分と先の話になっちゃうかもしれないけれど、
気長に待っててね、いつか必ず読むからさあ。 ウフフ・・・アハハ…（没入インナースペース）
・・・って紫骸城消失ミステリ――？
トリック：本屋から貰った紙袋に本を詰める際にカウンターに置きっぱなした。
探偵が思い出して事件を解決するのはさすがにノックスの十戒にもない。
それにしても恐ろしいのは紫骸城。 己自体ミステリーと化すとは…
…ハッ！！ これはもしや紫骸城を印象迷彩！？
ここがネタバレ。
６月２３日（日） 「新鮮な未亡人あります」の巻
駕籠真太郎先生の「大葬儀」購入。
イイ感じに嫌な気分になる。
６月２４日（月） 「闇のノクターンだけ暗記」
もう半年間も同じダンジョンで詰まっているゼルダ６４の攻略本を購入。
これまた買うか買わないかで長い戦いがあった。
意を決し、家に帰って詰まっていた部分の攻略を見る。
こんなんわかるか―――
アラ不思議、投擲種目に早変わり。
６月２５日（火） 「コスモグラフィア・ファンタスティカ」
比較法講義に出る。
この授業はたいへん面白くないのですが、真面目に出ていた授業です。
が、先々週ついに初めてサボり。
先週は目医者と２週間ぶりです。
まあ先生も真面目に出てれば何とか単位はあげますって言ってるし、何とかなるよね。
と、教室に入るとみなさんカバンから「比較法講義」と書かれたレポートを取り出しております。
そのまま静かに教室から出る俺。
また一つ身軽になった。
バイト中。
先週の土曜日よりリードシネマでは「ワンス＆フォーエバー」を上映しております。
「これは戦争映画ではない、愛の物語だ」とのことだそうですが、
監督はあの「パールハーバー」の脚本を書いた人らしく、嫌な予感プンプンです。
さて、バイトに精を出す振りして澁澤龍彦全集Wなんぞを読んでおりますと、カウンターにおじいさん出現。
どうやらワンス＆フォーエバーが観たいとのこと。
この階ではなくて、上の階だという旨を説明し、チケットもそっちで買ってもらうようにお願いする。
と、おじいさんがこんな質問を。
おじいさん「それで…このワンス＆フォーエバーってのは２本立てなのかね？」
うーん、面白い。
今日のベスト客はおじいさんに決定。
バイト終了後。
何故かバイトの友達が澁澤龍彦訳の「ソドム１２０日」を持っていたのでそれとなく諌めておく。
その本はキミみたいなカタギの人が読む本じゃないんやで？
そのまま話がＳＭの方へと流れる。
友達「ＳかＭかはっきりわかる機械とかあったら面白いですよね。」
俺 「ドラえもんにでも頼まないとダメそうだけどなァ。」
先輩「ＳＭリトマス試験紙ーとか言っちゃってな？」
爆笑。
本当にドラえもんっぽいのがグッド。
最近僕はサディズムに関する本をやたら読んだのでちょいとそこらへんの知識をペダントリィに披露しちゃったりする。
先輩「おわー、スゲエけど、その話おねーさんたちにしたら確実にモテねぇな。」
努々気を付けます。
６月２６日（水） 「なんかおなかが空いたから自分の二の腕かじってみた。」の巻
＜Ｙ田さんが公務員試験をしに福島まで帰った先週末のおみやげ＞
スーパーロボット大戦Ｆ完結篇
ＳＡＶＡＫＩ（サヴァキ）
共にサターンソフトで３００円。
スパロボＦをみんなで懐かしがった後に謎３Ｄ格闘ゲーム「ＳＡＶＡＫＩ」をやってみたよ。
＜取説（意訳）＞
従来の格闘ゲームにはない捌（さば）きシステムでより熱い戦いが！
ＳＡＶＡＫＩってのはそれですか。
とにかくサヴァいてみることに。
キャラ選択画面に入る。
…キャラに名前がついていません。
７つの格闘スタイルを使う７キャラだけ。
しかも格闘スタイルも「空手」 「伝統空手」で２キャラなどと結構ズルい。
とりあえずムエタイをチョイス。 必殺技ぐらい憶えないと…
必殺技：なし
コンビネーションで攻めろと説明書はのたまわれた。 眩しすぎです。
Ｙ田さんと対戦してみることにする。
これがまたマーベラスにつまりません。
２試合で飽きた。
Ａ須さん「どら、俺にやらせてみてくれよ！」
サクッと席を譲る俺。 そしてやたら楽しそうに対戦するＡ須さん。
信じられない光景。
Ａ須さん「違げーよ！ 読み合いだよこのゲーム！」
すいません、僕これだったらファミコンの「飛龍の拳」やってたほうが楽しいです。
ゴリゴリ対戦する２人。
何故だ？ 俺がサヴァいてないのが悪いのか？
不思議と淋しい気分で取説の最後のページをめくる。
ＳＴＡＦＦ
企画
プログラム
モーション
モデリング
グラフィック
効果音 西尾 幸造
えーと、つまり、ですね、
一人芝居だった、ってことですか？
でもやっぱり一人でゲームを作るのは難しいみたいですね、
ＢＧＭは４人がかりで作ってます。
でもキャラごとにＢＧＭ違うわけでもないし、僕全部で３曲くらいしか聞いてません。
つーかどうでもいい。
Ａ須さん「サヴァくの最高だよ！ このゲームイイよ！」
すいません俺きっと二度としません。
６月２７日（木） 「村上 隆先生には負けますが。」の巻
（読み飛ばし可）
創造性
私たちは、視覚的な駄洒落の原材料がなんであるかにはじめて気がつくとき、一瞬ある種の驚きを感じる。
だがその反面、これらの材料をこうしたユニークなやり方で組み合わせるのは確かに天才の技であると悟り、
それが一つの芸術作品であることを否定することは到底出来ない。 （中略）
私たちは、芸術品の製作と手工的熟練ないしは技巧とを混同しないように十分に注意しなければならない。
芸術作品には、多大の技術的訓練を必要とするものと、そうでないものとがある。
そして、いかに丹精をこらした工芸品といえども、それが想像力（イマジネーション）の飛躍を伴っていない限り、
芸術作品と呼ぶには値しない。 （中略）
このように芸術家の手は、どんなにささやかな仕事をするにしても、創作過程にあってその主役を演じるわけである。
Ｈ．Ｗ．Ｊａｎｓｏｎ 「Ｈｉｓｔｏｒｙ ｏｆ Ａｒｔ」
成程！
乱暴に要約すると「想像力が充たされていればどんなものでも芸術品」って事だね！
もはや強姦レベルの乱暴さ加減。
よーし、授業に寝坊しちゃったし、ゼルダはクリアしたし、今日はアートってヤツにチャレンジだ！
うおりゃ俺のデカダンス・ポップアートを観さらせ！
作品名：混乱（バベル）の塔
ふむう、ちとキュビズム入りましたかなバルドン？
６月２８日（金） 「光の粉末」
Ａｒ君「できあがった部誌送ってよ。」
俺 「オウケェイ。 アンケート入れて送っから。」
といった約束から早や２週間。
ようやっと今日発送しました。 謝罪。
封筒の中に入れる大量のカミソリの刃が用意できなかったなどの諸理由があげられますが、
一番の原因は何故かこの約束を思い出すのがいつも土日って事でした。
重ね重ね謝罪。
さて、無事発送し終わったついでに忘れないうちに「リアルフィギュア・あぶさん」でも買っておくか、
と思い本屋へ行く。
もう無い。
早くもサイボーグ００９に取って代わられていました。
何だよ！ 俺もうあぶさんがかぶった時のネタまで考えてたのに！
悔しいからここで言っちゃうぜ！
あぶがあぶれた。
無くなってて良かったと言えよう。
夜。
某知人と電話する。
基本的に与太話。 話はいつしかペットについてのお話しに。
某知人「そういえば君ハムスター虐待して殺したよね？」
何しれっと不可疑問形でとんでもないこと言ってるんですかこの人。
勿論僕そんな事してません。
あぶ…じゃなくてアブダクションです。アブダクション。
この人金属片埋め込まれてるに違いありません。 脳に。
某知人「だってホラ君サディストだから。」
と、これまた足を止めての抉るような強烈なフォロー。
っていうかそれってフォローなんですか？
６月２９日（土） 「歯車で伸びる植物のドラマツルギーについて」
＜伏線＞
昨日、親子丼を作りました。
遅まきながら気付いたね、みりん激重要。
とてもよく出来たので弁当にしてリードに持っていくことにしたよ。
食べきれなかったので後は夜食にでも。
夜８時に食べたので、夜食は深夜２時にとることにする。
僕は６時間周期でおなかのへる人です。
なんか疲れててすぐに寝たかったのですが、せっかく上手くできた親子丼が傷むのはもっと忍びないのでスパロボ６４して時間をつぶす。
夜２時。
俺 「あー、Ｖ−ＭＡＸも発動したし、そろそろ夜食食べっかー」
どうやらリードに忘れてきた模様です。
大幅にしょんぼり。
空きっ腹抱えてうめきながら寝ました。
と、いうわけで朝起きてすぐリードに（おそらく腐っているであろう）弁当を取りにいくことにしたよ。
これまたずいぶん淋しいね！
４Ｆで弁当を無事回収。
勿論中身は無事ではなかったのですが。
街に出てきたついでに最近消耗されてきた感のあるＭＤの電池を買い換えるため石丸電気に行く。
チャリを止め、店に入ろうとする。 が、親子丼はどうするか。
まさか誰も盗むまいと思ったのでカゴに弁当を入れたまま電池を買いに行くことにした。
地下売り場で見たポータブルＭＤ用の電池は最低価格が４４００円。
ゲームソフト１本分じゃんか！ あーやめやめ。 動かなくなるまでこの電池を使うことに決める。
よろっと家でご飯が炊けてるハズなので速やかに家に戻ることにする。
売り場を後にし、チャリ置き場へ行く俺。
お…親子丼が盗られてるんですけど。
久々に驚愕。
単なるイタズラにしても持ってった人が返って気の毒です。
万が一にも誰かがアレを食ったりしないよう切に願います。
あと今日はハンバーグをこねた。
６月３０日（日） 「世界の果てに関する一考察」
たまには優雅に一人きりの日曜日を過ごすのも悪くないと思い立つ。
朝から牛丼煮込んだり洗濯干したり掃除したり。
折角なのでレンタルビデオで映画なんて見てみる。
デイヴィッド・リンチ「イレイザーヘッド」。 本当は「ロスト・ハイウェイ」が良かったのですが。
おばあちゃんが煙草をくわえたり焼き鳥から血が出たりレバーを倒したり首が吹っ飛んだり鉛筆を作ったり。
ああ優雅。 普段よりも時間の流れがゆっくりしている気がするね。
このまましっとりと１日終えてみるってのも悪くないなァ…
ぶぶぶぶぶ
Ｆｒｏｍ チェキお
今水戸にいるんだけど物凄くひまだったら俺に阿吽貢いだついでに
アニメイト行こうと言いたい
野郎…
無視するか？と少し考えたが、いつぞやの麻雀の負け分「阿吽一冊貢ぐ」をまだ実行していなかったことに気付く。
しぶしぶ駅前へと向かうことに。
チャリを１回漕ぐごとに憂鬱が蓄積していくのがわかった。
「北関東と言うよりは南東北」でお馴染みの茨城県。
そんな茨城県は水戸市に（関東地方県庁所在地最後の）アニメイトが出来たのが今月の頭。
既に目的地水戸サントピア前にはチェキおとどこで捕まったのかＹ田さんの姿が。
このサントピア、１Ｆ〜６Ｆまではおしゃれな街の若者が闊歩するステキビル。
どうしてアニメイトが入ったのか首を傾げざるを得ません。
目的地は当ビル７Ｆ。
なんと言うか、ドラえもんとドラミちゃんの機械オイルみたい。
上澄み部分を目指してエスカレーターを上る怪しいパーティー。
位置エネルギーが高まるにつれて憂鬱が蓄積していくのがわかった。
普通にマンガとか買ったよ。
そろっとバイトなのでリードに行こうとしたら、
残念ながらチェキおが阿吽のこと憶えて嫌がったので貢がざるを得なくなった。
ここの本屋の店員さんはいつも女性。
鋼の精神で買った。
店員さん「ありがとうございました――」
おげえ。 ありがたがられた。
いや当たり前なんだけどちょっと鬱に。
総じて憂鬱気味だった日曜日の午後でしたとさ。
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