奇蹟の軌跡

・・・まずは右足だ。次は左足。右、左、右、左。気が付きゃ今日が終わってる。気が付きゃ人生終わってる。気が付きゃ世界も終わってる。


2000年    7月    10月    11月    12月

2001年    1月    2月    4月    5月    6月    7月    10月    11月     12月

2002年    2月    3月    4月    5月    6月    8月


10月1日(火)  「火サス」


「萌え死にだ」


検死の多賀が呟く。
それに水戸警察署の渡里は食い下がって聞く。



「本当に外傷は無いんだな?」

「渡サンもしつこいな…俺の腕を信用してないのか?」




そんなことは無い。 
例え関東全域を見たとしても多賀の検死に関する正確さは誰にも引けを取らない。
ほかでもない渡里が誰よりもそのことを知っているはずだった。
ただ…状況が…状況があまりにも特殊すぎたのである。


密室。 
地上100m、白と黒の斑鳩の塔…水戸芸術館の展望台で一人の男が死んでいたのである。
それも飛びきりの謎付きで…




…窓から入る日差しがまるで悪意在るように渡里を射す。
水戸は今日も熱い。






「密室…全く、小説じゃああるまいになァ…」

「ホント、そうっスね」


そう応えたのは新人の袴塚だ。
配属されたばかりなのだが、いきなりベテランの渡里と組まされることになった、可哀想な男である。
そそっかしいところもあるが、まめまめしく動く。 まあ、雑用にはもってこいだ。




「ガイシャは?」

待ってましたとばかりに袴塚がカバンから資料を取り出す。


「えーっと…名前はK崎K佑。 茨城大学工学部機械科三年次っス。
 交友関係は広いとは言いがたいです。 趣味は萌えること。

「…オイ、人間ってのは何もなしに死ぬまで萌えられる生き物だと思うか? え、袴塚?」

「自分にはちょっと考えられないっス。悪魔的な想像力の持ち主なら話は別ですが」

「一介の国立大学生にはちょっと無理な話だ。 すると…どうなる?」

「狂気…もとい、凶器が必要っスね。」

「正解だな」




そう、謎とは正に茲(ここ)なのだ。
渡里は袴塚と問答をしながらもずっと考えていた。
常人が一人で萌え死ぬ事など不可能だ。絶対に。 
ならば何故・・・この殺人現場はその必要十分条件を満たさないのか?


嗚呼、この展望台にはK崎の死体以外何も無かったのである!




「発見の前後の状況は?」

「ええと、渡サンも知ってのとおり、この芸館の展望台には直通のエレベーターに乗って下から上がってくる他に来る方法がありません。
 エレベーターに乗るには受付のお姉さんからチケットを買って、嬢と一緒にエレベーターを昇るんス。 一人で乗ることは出来ません。」

「K崎が此処に現れたのは何時だ?」

「受付嬢曰く、AM11:00くらいだそうっス。 死体発見はPM3:00。 その間誰もエレベーターを使ってないっス。」

「死体の第一発見者は?」

「茨城大学人文学部社会学科西洋経済史専攻四年次、A須K寿です。
 PM12:00に展望台でガイシャと逢う約束になっていたみたいなんスが、寝坊して遅れたらしいっスね。 
 今のところの最重要参考人ス。」

「何の用事だったんだ?」

「A須が言うところには、突然K崎から呼び出しがあったみたいなんス。
 何でも『この世で一番萌えるものを手に入れた』とか言う話で…」



思わず渡里が話を遮る。




「オイオイ何だそりゃ。」

「自分にもわからないっス。 ただ、死体発見時にK崎の所持していたカバンの中からはそれらしき物は何も発見されなかったっス。」

「『それらしき物』?…って事は他には何か入ってたんだな?」

「さっすが渡サン! …って言いたいところですけれど、大したものは入ってないっス。
 発泡スチロールの箱が一組だけ入っていたみたいっスね。」

「発泡…スチロール?」




…「ベテラン」と言う能力。
それは長い時間の中で経験が結晶する力だ。
30年仕事に生きてきた渡里の持つその力が警鐘を鳴らす。 
「注意せよ」と。


(何かある)


渡里は考えた…「この発泡スチロールが在るべくして在る為には、何が在るべきか?」
因果するような対象、換言すれば、これは触媒。 まだだ、まだ何かがある…
これが働きかけるべき何かが…




「…袴塚。 どんな些細なことでもいい、何か気付いたことはないか」

「もうわかってることは全部言い尽くしたはずなんスけど… ああ、そういえば!」

「何だ」

「発見された時、倒れていたK崎の服が少し濡れていたっス。 今日は雨なんて降ってないのに、確かにそう言えばちょっと奇妙だったっスね。」






…瞬間。
渡里の脳にすべてのビジョンが焼きつく。
触媒は、化学変化を引き起こさせたのである。






「袴塚、本署に連絡だ。 事件は解決したと連絡しろ。」

「え…ええ!? マジっスか渡里さん!?」

「ああ・・・何だ?ハトが豆鉄砲食らったような顔しやがって。」

「食らいますよ! 豆マシンガンですよ! どういうことっスか! ちゃんと俺にわかるように説明してくださいよ!」



渡里はいかにも面倒くさそうにしていたが、「しょうがない」という顔をした後、説明を始めた。










「まず結論から言おう。 K崎は事故死であったと俺は思う。」

「じ…事故ぉ!?」

「そうだ。」

「じ…事故ってこんな展望台でどうやって事故死できるんですか! 何もないんスよここ!」

「『何も無い』ハズはない…さっきお前も言っただろう。 『凶器』が必要だってな。」

「『凶器』? …まさかA須を殺そうとして凶器が暴発したとか?」

「違うな…K崎は見てもらいたかっただけなんだよ。 『世界一萌える物』をな。」

「まさか…そんなモンがここにあったんスか?」

「ああ。 存在した…いや、『していた』。」

「な…一体何々スかそれ!?」



動揺する袴塚。
一瞬の間を置いて、渡里は一息に真実を口にした。








「氷を彫刻したヤツの何らかの萌えキャラ。」

「!!」






袴塚の動きが止まる。まるで彫刻されたように。
それを見てゆっくりと渡里が先を続ける。






「真相はこうだ…K崎は氷で彫刻した萌えキャラを入手、それをA須に見せびらかそうとした。
 A須を呼びつけるまでは良かった。が、なかなか現れないA須に痺れを切らし、ほんの少しだけ、と萌えキャラを見ちまったんだろう。
 想像を遥かに越える萌えに…ヤツは…

「萌え…死んだ…スね…」

「この暑さだ、氷の萌えキャラはすぐに溶けて蒸発しちまったんだろうさ。」 

「ただ、水になった時にK崎の服が濡れた…と言うわけっスね…」

「ああ…そう言う事だ…」

「でも…でも! 俺そんなの納得できないっス! 『世界で一番萌える物』なんて、俺にはわかんないっスよ!」

「袴塚、『お前にとっては』じゃねえんだ。『ヤツにとっては』なんだよ。」

「・・・渡里さん・・・」

「…帰るぞ。」






夕日が沈もうとしていた。
…そうだった。
この塔は、水戸で一番空に近い。



(この塔は、一体何の暗喩なのだろう?)



煙草に火を点けながら渡里は思考する。
しかし、その思考はまとまることなく、拡散する。
悲しい一人の男にとっての萌えキャラの如く、霞み、消えてゆく…




「渡サン…煙草…体に悪いっスよ。」

「袴塚…お前、なんで煙草が旨いか知ってるか?」

「ニコチン入ってるからじゃないんスか?」

「馬鹿野郎…煙草ってのはな、自分の命吸ってるから旨えんだよ。」

「渡サン・・・なんかカッコいいっス!」

「ケッ。 おだてるな。 今日は飲むぞ、付き合え!」

「ウス!」


街の喧騒へと消えてゆく二人。
しかし、彼らの跫(あしおと)は消えずに居た。
それは、恰も「普遍なるもの」への一つの回答であった…










〜エピローグ〜




「…そう言えば、何でK崎はあんなところで待ち合わせしようと思ったんですかネェ?」

「そりゃアレだ。 何とかと煙は高いところが好きって言うだろ。」

「成程。」












萌王脱却記念、ハードボイルドで行こう企画  失敗。






なお、当然のことながらこの物語はフィクションですし、登場する人物は実在の人物とは一切関係はございません。 
ホントに無いんだって!


怒らないでね! 特にKの人。






10月2日(水)  「夜の二時? じゃあもう明日だよ、明日!」の巻


<今日のバイト>

今日はリードで中国人のバイトさん(茨城大学への留学生)から非常に有意義な話を聞いたよ。






「料理に阿片入れるとスっごく美味しくなりまス。






うーん、中国4000年。 つーかそれなら何でも美味しくなれるような気が…






真の意味での戦後最大の台風が水戸に来た。

おかげで今日バイトにはバスで来ました。


僕は風が強くなるとハイになる体質でして、今日なんてもう大ハシャギ。




俺 「ワハハ! ゴミがラブホテルの屋上まで舞い上がったぞ!
   
道路をゴミ箱が滑ってますよ! うお、こりゃあ傘の残骸だァー!





露骨におかしい。 バス停のサラリーマンの視線が痛かった。






バイトさん「イヤ、しかし、カンバンとか飛んで来そうで怖いでスねぇ。」

俺 「(大ハシャギ)ワハハハ! いやそれは確かに洒落になりませんねえ。」






途端に道路の向こうから看板がバス停めがけて飛んで来た。




ガシャガシャガシャ!!


まあ幸いバス停を逸れて路地に突っ込んでいってくれました。俺の目の前を横切って。






俺 「ウヒャアアアハハハハハハハハハハ!!
   
もうこりゃまさにスーパー面白え! 面白すぎるウウウウハハハハハハハ!!」







俺から離れるサラリーマン。

思い返したら本当に危ないヤツだと思われていたような気がしてきた。




まあバスもやってきた事ですし、二人で乗ってイバ大まで来た。

話の種にイバ大前隠しスポットの「中川食堂」についてバイトさんに話す。




俺 「この中川食堂のメンチ定食ってのがお薦めなのですよ。」

バイトさん「ハイ、解りまシた。 メンスですね。」






いや、違いますから。




速攻で修正した。

って言うか定食屋に行ってそんなこと言われたらかなわんと思った。






10月3日(木)  「その男は物質の第四態を発見したのだ(ホモー・イステ・スタトゥム・クァルトゥム・マーテリアエ・インベニト)」


<今日のバイト>

お客を全部はけたところで、中国のバイトさんが掃除を手伝いにきてくれた。




バイトさん「いヤあ、今日昼ご飯に中川のメンチ食べましたよ。 おいしかっタぁ。」

俺 「でしょう? あれで450円は凄いスペックですよね。」

バイトさん
「またメンチとしたいですよ。」









苦笑。






10月4日(金)  「戦車の名前」の巻


茨城大学周辺にはびっくりすることに古本屋と言うものが存在しません。

そんな困ったさんのニーズにお答えしてか、本日ウエルマートそばに古本屋&中古ゲームショップがオープン。


僕は行かなかったのですが、開店早々Y田さんがジャブ打ちに行ってきたご様子。


Y田さん「買ってきたよ〜」




氷栗 優※「拉麺いかが?」2冊




満場一致で決まったSF同好会クソ漫画四天王の最強王者。

ちなみに四天王は

玄武の「ナッツ!」

青龍の
「落合ひさお短編集」

白虎の
「SWORD GAILE 骸伝」

朱雀の
「拉麺いかが?」







拉麺いかがによるジェットストリームアタック。




これは効いた。

少なくとも今うちのサークルは茨城で最も「拉麺いかが?」を所持しているサークルですね。

と、言う訳でSF同好会ではこれを機に「拉麺いかが?」を回収する運動を始めることに致しました。

お暇な方は是非ご協力を。 お礼くらい出します。






今日は日立からM黒さんが来ているので、ゲーセンに行った。

今SF同好会(の一部)でブームのワールドカップチャンピオンフットボール(WCCF)をせんが為である。

ご存知の方も多いかと思いますが、このゲーム死ぬほど金を食います。




某SF同好会員の証言「俺もうXBOXン台買えるくらい金使っちまったチェキ。




他意なし。 




そんなゲームを突然M黒さんがはじめるって寸法です。




俺&A須さん「ああ…M黒さんはサッカーに巻き込まれていってしまうのですね…」




思わずシャクティの真似。




スターターセットも購入。 ついにM黒さんのサッカーチームが結成された。




M黒さん「じゃあ真剣にチーム名を決定しよう。」

俺 「はい! 
※ハイルヒトラーズ。

A須さん「はい! 
ビバムソリーニズ。

M黒さん
「却下。」





M黒さんはミリタリーマニア(専門はドイツ軍)なんですな。






結局エイブラムで決定。






10月5日(土)  「げえ、こんな機能が今発覚」の巻


ひさびさにカラオケに行ったよ。

適当に酒飲みながら歌ってたら間違えた番号を入れちまった。






三都物語


作詞:多夢星人

作曲:谷村新司




爆笑。 誰ですかこの星の人は。






10月6日(日)  「1年ぶり」の巻


今日は全力で別コンテンツの製作にかかっていたので勘弁。






10月7日(月)  「頑丈人間スパルタカス」の巻


K木さん「つーかとっとと萌王3号買ってこいよゴルァ!」

A須さん「もう生涯エターナル萌え負うでいいじゃない!」

俺 「俺まだ何にも負けてません。」






と、いうわけでまた近々闇のゲームが開催されるご様子。




A須さん「あー、早やく買ってお前へこませてぇー。」

俺 「でももう俺前回のでしょんぼり袋使い切っちゃいましたから萌王買うくらいなんとでもないですよ。」

K木さん「じゃあ何か他の本考えるか。」

俺 「えー? 俺あの本屋で萌王以上に恥ずかしい本なんてないような気がするんですけど。」













K木さん「・・・『たまごクラブ』?」






ああ、そりゃ恥ずかしいわ。






10月8日(火)  「疫病文学に関する一葉」


今軽く話題の落合ひさお「ハスラーボーイ」を読んだ。




き…キターー!! 神降臨! マジゴッド!!




コレはあの名作「ブレイクショット」を越えたね。






10月9日(水)  「(豚のしっぽ)」の巻


ハイ、電撃萌王vol.3が出てしまった事なので闇のゲーム開催。

果てさて3代目萌王を襲名してしまうのは誰なのやら。




K木さん「つーかよ、もう三連敗するんだから今回負けたらエターナル萌王でもいいんじゃん?」

A須さん「そうそう! エターナルに萌えを負ってりゃいいじゃない!
      そんでAr君やらハモンさんやらに
『萌王襲名おめでとうございます』って言ってもらえばいいじゃない!」








勝つヴィジョンが、見えません。




されど当然結果は出るのです。






<結果発表>

初代萌王 力の俺

二代目萌王 技の俺

三代目萌王 U野V3








イヤァーッハッハァアアー(ピストルズ)!!


残念だったな! U野さん!!

ま、辛いかもしれませんけど王だと考えれば中々いいものかもしれんのですよ?






しかし何故かみんなから「お前じゃないのかよ」っていうムードが。






K木さん「何かホラさあ、お前、失ってみて初めてわかったろう? この有難味が。」

俺 「ええ、そりゃもう! 
まったく全然わかりません。






いやあ、ドラ麻雀最高。

ただのリードラチュンが牌底ツモ裏ドラ三で倍満だって。 最高! もう見てらんない。




甘んじてどんな言葉でも受けよう!

だって萌王よりは絶対マシだもの。






<萌王3代目就任のお言葉>


(向かいの生物研さんが茨城でザリガニの事を「まっかちん」と呼ぶのを聞いて)






萌王V3「もう! 婦女子がまっかちん言ってるんですよ! まっかちん。






ありがとうございました。必要以上に。

次の防衛戦も頑張ってくださいね!


俺世界で一番応援してますから。






10月10日(木)  「鬱。血。」


久々に母ちゃんに怒られた。

いやあ、21になってもおっかねえもんらて。






バイト先に突如来たメールで驚愕する俺。 爆笑する先輩。






先輩「ホラ早く電話しようぜ。 で、会話サンプリングさせて。 ラップ作るから。






嫌です。






うちの母ちゃんは保育園の先生をやっておりまして、

保護者の間の評判では「最近貴重な子供を叱って育てる先生」で通っている、

叱るのには一日の長がある肝っ玉ママです。


僕は真の意味でのマザコンですので、全く母ちゃんに勝てるビジョン見えません。

自他ともに認めるほど僕は叱られて育った子なんでインプリントされちゃってるのですな。


ようし、じゃあ俺が母ちゃんの下でどんな子供時代を送ってきたのかここでちょっと回想シーンだ!!






<保育園時代(4さい)>

保育園のおゆうぎの時間。




先生「はーい! じゃあ今日はみんなでおうちの人の顔を描いてみましょう。」




おかあさんやおとうさんの絵を描くみんな。

中にはおじいちゃんやおばあちゃんの絵を描いたヤツもいた。


しかしみんなが笑顔の家族を描いている中、俺だけ角の生えた母ちゃんの絵。



しかもタイトル「おによりこわいおかあさん」




まさかこれが展示されるなどとは夢にも思わず、それを知った時には子供ながらに返却を要求したという。






展示会の日。

俺は逃げたかった。 本気で逃げたかった。

もう母ちゃんの顔見れんかったもん。


しかし俺の心配をよそに絵を見た母ちゃん大笑いしながらこう言ったね。








母ちゃん「私の育て方は間違ってなかった。」










どうです? 背筋も冷える怖い話。 俺だけに。


というわけで久々に心胆寒からしめられた日であったことよ。








何で叱られたかって?






嫌だなあ、そんなの内緒ですよ。

家賃7ヶ月滞納だなんて絶対無いですから。






10月11日(金)  「ティファニーでも59円のハンバーガーを」の巻


朝の目覚めは大家のノックという人生最優雅な寝起きを体験。


えらい事になってまいりました。






俺 「(寝起き)すいません。口座引き落としの期限が切れていて引き落としになってないだけなんです。
   ちゃんとお金はありますんで今日にでも振り込みます。」


大家「ああそうなんだ。 まあいいや。 
   
それはそれとして、ペナルティとして家賃10か月分払っておいといてね。」







どえらい事になってまいりました。 

むしろ参りました。








まあ本当のペナルティ料金として3ヶ月分余計にペイ、ではなく、来年1月までの先払いとのこと。

良かったと一瞬思ったが学生に突然7万5千円なんて金額出せるわけもなく。






俺 「(キ…キラークイーン…)






こんなにスタンドが欲しいと思ったのは生れて初めてです。

が、結局大家が帰る前にスタンドが発現したりはしませんでした。






そして俺は真剣に考えた。

考えた結果、後期の授業料に手を出す事にした。






何かどんどん大きな悪に手を染めていっている気が…




これを見ている人の中で、もし、家賃を払ってない人がいましたら、

悪ぃ事は言わねぇ、今直ぐ払っとけ。






10月12日(土)  「詩的なるもの」


S藤くんと一緒に今日オープンの「立ち食い専科」に行った。

なんて事のない量の少ない飯屋でしたが、抜群に凄いポイントが一つ。






俺 「…ちょっとS藤くん、水飲んでみ。」

S藤くん「(複雑な顔)…何ですかこれ、
酸っぱくないですか?







冷水機の横にはこれ見よがしにレモンリキッドの壜が。

サービスのつもりやもしれませんが、普通の水の方が良い。






遅ればせながら今日はK木さんの就職&M黒さん誕生日おめでとう飲み会です。

K木さんは地元某県警に内定されました。 

警察官のたしなみ、図書券麻雀がんばってください。






飲み会までしばらく時間があるし、人数も揃っているのでみんなで出来る遊びを考えた。




俺 「天気もいいし、かくれんぼなんてのはどうでしょう。」

チェキ「えー、かくれんぼよりは鬼ごっこの方がいい。」

俺 「駄目だ! 鬼ごっこはクソゲーだ! 俺足遅いし。」

K木さん「じゃあ缶ケリすっか。

チェキ「でも缶ケリもまあまあ鬼いじめゲームですよ。」

K木さん「どうすればいいんかな。」

俺 「…一番効果的でみんながマジになるのは『金を賭ける』ことだと思います。」




…と、言うわけで以下がSF同好会の頭脳を結集して考えた「SF缶ケリ公式ルール Ver.1」だッ!




<SF缶ケリ公式ルール Ver.1>


・1ゲーム15分。

・鬼は時間内に缶を蹴られなかったら子から100円ずつもらう。

・鬼は時間内に誰も捕まえられなかったら子に100円ずつ払う。
 なおこの文は子が缶を一回でも蹴った時点で無効となる。

・鬼が子を捕まえた場合、全ての子は以下のように金を払う。

   一人…100円 二人…150円 三人…200円 以下一人ごとに50円増し。

・鬼に捕まえられた子は場に供託金100円を払う。

・子が缶を蹴った場合、鬼は人数×100円払い、更に子はプールされている供託金全てを得る。

・時間終了の時点でプールされている供託金がある場合はこれを鬼が得る。






金賭けた途端に大人のゲームになった。

18歳以上推奨ッ!




見ての通り鬼が大変リスキーなゲームです。 

公正なるジャンケンの結果、鬼はチェキおに決定。


いざゲーム開始だッ!











<2ゲーム終了後>


K木さん…+200円

俺…+200円

S藤くん…+200円

チェキお…+500円

U野くん…+600円

A須さん…
−1700円






もう超おっかない。 30分で1700円擦るゲーム。

正にアダルティ。 俺久々に全力で走ったよ。 サンダルで。


人文棟のまん前で寝そべって様子を見ていた時、そばを通り過ぎる人がチラチラこっちを見ましたが、

こちとら金賭けてるんで全く気になんかなりませんでした。




実になかなかエキサイティング。

皆様もお試しあれ。




飲み会は色々ありましたが、絶望的なまでに内輪話だったのでパス。






10月13日(日)  「人目を忍んでバイト中に叩いたり揉んだりした。」の巻


股関節が痛い。

あと昨日「下半身を酷使したんだから上半身も酷使しなきゃだな」と思って

2年ぶりくらいにゲーセンの北斗の拳やったから上半身も余さず痛い。






10月14日(月)  「色彩の宇宙」


もうすぐ近代美術館の「ドイツ表現主義展」が終わってしまうので見に行った。

いやあ、カンディンスキー。 フランツ・マルクの動物も可愛かったです。




家に帰る途中、横の道路から出てきたピザ屋のバイクにバッシングされた。

ハア? 僕が何したっていうんですか?

取り敢えず道路の端による。 それでもまだクラクションを鳴らされる。


おいおい何だよ面倒な事になりそうだなァ…

と思って後ろを振り返った俺が見たものは…








中国のバイトさん「ドも! いやあ半袖だともう寒イでスねえ!」








え…? 中国? ピザ? バイク?






中国のバイトさん「じゃ、僕まだ配達あるんで失礼しまス。」






行った。




うーん、何と言うか、その、わあびっくり。






10月15日(火)  「俺でもピカソ」


<今日の新商品>


こんばんは奥様。 ジャパネット俺のお薦めする今晩の新商品はこちらです。








ヤンチャ盛りのお子様って言って聞かせてもハンカチを持ち歩きませんよね。


トイレの後なんかびしょびしょの手をズボンで拭いちゃったりなんかして、たいへん不衛生。


そんなすべての元気なお子様にジャパネット俺から贈る、新商品のズボンがこちら。











外側に予めハンカチが縫い付けてあるズボン。








正に発想の転換! 今ならダイナマイトキャンペーン中につき、同じものをもう一枚。

お申し込みはoreore@m15.alpha-net.ne.jpまで。










で、それを踏まえた上で俺がいつもはいているズボン。




別に内側でもいいな、と思った。






10月16日(水)  「闇黒と暗黒」


きょうはお仕事のため一回休み。







10月17日(木)  「ただ今各方面で人気急上昇中(いやマジで)」


<今日のバイト>

よーし久々に全休とかしたんで精神も充実!

ちょっくらバイトいってくっかー。






支配人「今日君休みだよ。」






アラ本当。いつの間にやら俺のシフト表に修正液の後が。

っていうか一言くらい言ってくださいよ。


まあでも使ってもらえるらしいので売店の方に行く。






コキ使われた。






ハンコ押し、スタンディ作り、フロア掃除…

暇が身上のリードシネマでこんなに動くとは…

根無し草の如く各階をたらい回しにされる。






5F。

中国のバイトさんが売店にいる。 

掃除までしばらくあるのでお話をしたよ。






俺 「って言うわけで今日は僕コキ使われておるのですよ。」

バイトさん
(何故か大声)へえ。 それではまるできとう艦隊のようでスねえ。」









濁点つけて! 濁点! お客居るし!




またその後説明をしている俺の姿の間抜けだったことったらもう。






10月18日(金)  「低血糖って糖尿病になるの?」の巻


発表の準備とかに奔走。






10月19日(土)  「やっぱりトッドが一番好き。」の巻


家でもりもりとスパロボ64にいそしむ。

おやおや僕のビルバインにレプラカーンごときが喧嘩を売ってきましたよ?






アラン「観念しなッ!!」






おお、哲学者のオーラバトラー乗り。


っていうか何で今ごろ64なのかね俺は。






10月20日(日)  「H2Oimageの2巻と3巻だけ買ってはや2年。」の巻


久々に「ロトの紋章」を読み返した。






ポポロ「右手からメラゾーマ、左手からベギラゴン、合体魔法メゾラゴン!






うっわ超懐かしいわ。

そう言えば中学校の時みんなで合体魔法考えたりしたっけ。


と言うわけで以下俺が昔考えた合体魔法。






右手からアバカム、左手からホイミ合体魔法アバイミ。


効果:扉を開けながら体力回復。






右手からベホマズン、左手からベホマズン
合体魔法ベホベホママズンズン。



効果:敵も味方も体力全回復。

消費MP:128






補助魔法と組み合わせるのが楽しさのコツです。






10月21日(月)  「2ヶ月前」の巻


<前回までのあらすじ>

そう語られぬ7月のこと。

サークル室にあったドリキャス(Y田さんの)とファミパチを盗られた。

つーかあの防御体制だったら誰だって盗るわな。






ハイ! と言うわけで悲しい記憶を精神に芳しい影響を与えるとは決して言えない白ペンキで

塗り替えんが為にY田さんが最近オープンしたリサイクルショップでこんなものを買ってきたよ!






ふぁみ魂野郎






コイツもまたファミコンカセットの互換機です。 お値段は4900円。 

何だファミパチと大してかわんねえじゃねえかとお思いの貴方のマインドをブロウする驚異のコピー。




7in1




アジアです。アジアの臭いです。


そう、このふぁみ魂野郎、カセットを挿さずに電源を入れると内蔵のゲームが出来ちゃうのです。

コイツはスゲエや! 早速電源オンだァーッ!






じゃーじゃーじゃじゃーじゃじゃーじゃじゃーじゃじゃーじゃじゃー(ミッキーマウスマーチ)






出会い頭のアウトサイダーアート。

高村光太郎先生を至急連れて来い!


眩暈です。イリンクスです。

これはマジやばい。




肝心の内蔵ゲームなんですが、ワープマンみたいなゲームとかロードランナーみたいなゲームとか

純度の高いアジアと言った始末。




なかでもトホホなのはVANって言うゲームです。


ツインビーの自機、敵キャラをバグらせただけ

流石にコイツは訴えられるだろう…業界一訴訟する会社だしな…




などと考えつつも雲を撃つと出るダイアモンド(勿論青を取るとスピードアップ)を回収する。






てれれ(↑)てれれ(↓)でっでれー(↑)でれれれー(↓)






オウグレイト! 効果音までバッチリバグらせていたんだね!

これなら何の心配もないや!






つーか駄目でしょう。




と言うわけで今僕らは元が何のゲームかさっぱりわからないBOATRACEに夢中です。






10月22日(火)  「ソウルケイン」の巻


<今日のバイト>

入るリード!(変換したらこうなった)

今日は今年一番お客の来ない日でしたそうな。


さて年の瀬も近づいてまいりますと、年間売上げ映画が決まるわけです。

今年は今のところ




一位 ハリーポッターと賢者の石

二位 スターウォーズ エピソードU

三位 モンスターズ・インク





となっているご様子。

今年はこれから最後の山場、「ハリーポッターと秘密の部屋」があるわけなのでまだわかりませんが。

四位には大健闘の「スパイダーマン」。 この映画は会社の期待を良い意味で裏切る映画ナンバーワンでしたそうな。






さてさて当然のことながら、光あるところに影がある。

俺にとってはむしろ映えある今年度興行収入ワーストワン、さて、この映画は一体なんでしょう?

正解は16行下。
















<正解>

ケイン・コスギ主演「マッスルヒート」




誰もが何故か納得。

上映期間は3週間でしたが、最後の1週間は一日の来場者数が2桁になるとみんながビックリする有様。




この結果を電話で「マッスルヒートのケインってあのケインですよね?」

と息巻いて訊いてきたお姉さんはどうお思いなのかなァ…

なんてアンニュイな火曜の午後。






10月23日(水)  「盲」


…しかし、何も驚くにはあたらないのだ。
忘却によって消し去られるか、記憶によって変化させられるか、
そのいずれかでないものは、地上にはただの一つとして存在しないのだから。

                               J・L・ボルヘス「創造者」




っていうことです。 すいません。






10月24日(木)  「エロネタが駄目とか言うヤツが駄目だ。」の巻


某知人から比較的どうでもいいニュースを聞く。


某知人「どっかの小学校で飼ってたヤギ一家のお母さんヤギが盗まれたんだって。」


だからどうなんだ、と言う他ないんですけど…

とその時は思った。


しかし後で気になる情報を思い出した。




リードの先輩「知ってる? 獣姦する時って、ヤギがいいらしいぜ。

俺 「何でそんなこと知ってるんですか貴方。

先輩
安岡力也がテレビで言ってた。」






そ…それかッ!!

点が線になった気分を味わう俺。


そして自分の考えにひとしきりヘコむ。






10月25日(金)  「純粋な言語障害」の巻


某知人から比較的どうでもいいニュースを聞く。




某知人「件の小学校から今度はお父さんヤギが盗まれたんだって。」






き…禁断の中の禁断!


ヤギなのに鶏姦とはこれ如何に。


そして今日もひとしきりヘコむ。






10月26日(土)  「中世なら三度は死ねる」の巻


つーか男の子ヤギが盗まれなくて良かった。






10月27日(日)  「富める時も、病める時も。」


聞いてください。

今日ちょっと余りの可哀想さに名前を出すのが憚られるような会話があったんです。

以下そのログ。






○○「豚のトンカツ食いたいなー」


俺 「豚のトンカツ? その言葉おかしくないか?」


○○「どこが?」


俺 「だってそれ同語反復じゃん。 『豚』と『トン』って。」


○○「えっ トンカツの『トン』って豚のことだったの!?


俺 「え…お前、だって『チキンカツ』って言葉があるだろう?


○○「…それって『チキントンカツ』の略じゃないの…?






阿呆か! 阿呆舟に乗れるよアンタ!!

それはそうとそんな君にこの言葉を贈ります。






間違いに気づく機会はなんどもあったにちがいないが、
(20年間)そのハードルをクリアしつづけたのは奇蹟である。


                                 荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険 34巻前書き」




しかしすげえ脱力した。






10月28日(月)  「甦れ! 無窮の歴史 『中世』よ!」の巻


A須さん「いやー、最近さ、本屋でバイトしてて暇だから入荷した漫画の新刊とかを読むわけよ。
     そしたら何? 一人暮らしの男の部屋にエルフの女の子が来たとか、神様の女の子が来たとか、
     宇宙人の女の子が来たとかそんな漫画ばっかりな訳よ。 もうお腹いっぱい。



俺 「うむむ、これは文化の停滞です! 澁澤龍彦が見たら何と嘆くことか!
   貧血性の文化なぞ吹き飛んでしまえばいいのです!」



Y田さんつーか※児ポ法だろ。


※…<わかりやすい解説>

  児童ポルノ法…要するにいたいけな女の子にエチィこと、それに準ずるような事しちゃ駄目よ、と言う法律。
            その網をかいくぐる一般的な言い訳が
「この女の子は人間ではないのです。」






俺 「兎に角! もはや運動の態を見せない文化にはカンフル剤が必要なのです!
   
そうデカダンス! 時代は今、デカダンスラブコメを必要としておるのです!」





Y田さん「んーと、じゃあ、『小学生だけど死んでます。』








うっわ超デカダン。






10月29日(火)  「考える葦だとかエポケーとかク=セ=ジュとか、とか。」


<身辺報告>

ハイ、実はですね、僕大変忘れっぽいものでいつもポケットに思いついたネタを書き留めておく手帳を入れております。

ちなみに名前は「パンセ」。 手帳のタイトル部分にでかでかとボールペンで書いてあります。

これは17世紀の哲学者パスカルの書物で、彼もまた思いついた事を忘れないように常にメモを取っていたのです。

それをまとめたものが、この「パンセ」なんですな。


まあちょっと学のあるところを披露するつもりだったんですが、ボールペンでタイトルを書いたすぐその後に、

「それはパスカルじゃなくてモンテーニュの『エセー』だった」

ということに気付き、自分の浅薄さにひどく赤面した思い出があると言うことを白状しておきます。






閑話休題。

まあそんないわくつきのネタ帖「パンセ」なんですが、実は今のは2冊目なのです。

で、失くしたと思っていた1冊目を今日発見したわけなんですな。

書いたけど忘れてたネタとかあるといいなァ、とページを繰ってみる俺。


で、以下がサルベージに成功したネタ群。






パソコンなれる    授業にあまり出ていない

スポーツに詳しい
    自分は助平と言うよりはエロい

何かに萌えている
    ロボットはロマンだ

小説が書ける
    絵が描ける









解らねえ…解らねえよ俺。






10月30日(水)  「『武器覇拳流・究極奥義! 鳳・凰・光・覇ァーッ!!』萎え」の巻


K木さんから借りていたスーパーロボット対戦64をようやくクリアーしたよ。

ニュータイプがレベル20代で2回動ける旧き良きスパロボでした。

と言うわけでクリア記念、今日はゲームのレビューだよ!

興味ない人には本当にゴメンね!






さて、スパロボと言えばしばしば問題になるのがいわゆる「オリジナルロボット」と言う奴ですね。

変なロボットのくせにやたらと強いのが嫌だ、などと言う意見が飛び交っているのは確かですし、

その意見がわからないことも全くないのですが、僕としてはまあオリジナルロボは好きです。


なのですが、64版はなにぶんハードが子供を対象としているハードですので、

見もフタも無い言い方をすれば全てが子供騙しです。


このオリジナルロボのカッコ悪さには特筆すべきものがあります。

また男主人公の名前が「アークライト・ブルー(17さい)」

「ブラッド・スカイウインド(16さい)」なのには思わず寒いぼが立ちました。

女主人公は二人とも可愛いので何の問題もなしです。








<戦いの間違った歴史>

さて、僕はスーパーの人ですので、愛機には「アースゲイン」主人公はさっきの「ブラッド・スカイウインド」をチョイス。

スパロボAのオリジナルロボ「ソウルゲイン」が僕大好きですので、似たようなロボットを選んだわけですが、

これはやばいカッコ悪さです。 なかなか見てらんないレベルです。

しかも、「ブラッド・スカイウインド」がそれに拍車をかけます。

けれども救済措置として主人公とライバルの名前は変更が出来るので迷わず変える事にしました。




<主人公>

名前 ケンポウ・ダイクジョウ

愛称 
ジエイタイ





<ライバル>

名前 カーツ・フォルネウス(デフォルト)

愛称 
チーかま







ライバルはいつも難しい顔をしているのですが、

何を言ってもチーかまの言うことですし、断然面白くなりました。






さて一悶着ののちにゲームが始まったわけです。


ところで僕はどのゲームでもそうなんですが、主人公が弱いと言う状態が許せません。

よって常に主人公は最高レベル、最高装備です。

すなわち序盤はジエイタイに敵をたくさん狩らせて経験値を貯めさせる訳なのですが、

何と主人公機が弱い。 

スーパー系にあるまじき攻撃力の弱さです。(最強武器が1700)


それもその筈、実はこの機体はレベルが上がるごとに武器が増えていく、と言う変則的な機体で序盤は激弱なのです。

そうなるとますますもってジエイタイに経験値を与えねばならない訳になりますね。


ところがここでまたも問題が。






てれってれって てってって てれってれって てってって






戦闘シーンの音楽すらもカッコ悪い。

何ですかこのもっさりした音楽は?


断言しましょう。 

このゲームの序盤での最大の敵はこの腰くだけな戦闘シーンの音楽だと言っても過言ではありません。








まあそんなこんなですが、ジエイタイもレベル25を過ぎると※カモメだい3しょうのエースになれます。

※…カモメだい3しょう
   俺の部隊名。
   パイロットが増えてくる中盤になると、自軍の部隊名を決めるイベントが発生します。
   みなさんもカッコイイ部隊名をつけてあげましょう。何故ならゲーム中のアムロが考えたデフォルト名
   「マーチウインド」最悪付近のセンスだからです。




で、ゲームも中盤に差し掛かると「後継機」っていうものが登場します。

まあロボットアニメのお約束ですな。

しかし他の主人公機にはするっと後継機が用意されているのに、僕らのアースゲインにだけはサブフラグがあって、

後継機を取るか、チーかまとその愛機「ヴァイローズ」を取るかの2択になってるんです
が、僕攻略本でアースゲインの後継機を見たときに戦慄しました。

その名もスーパーアースゲイン」






このゲームにおける最強攻撃力はアースゲインとヴァイローズの合体攻撃、

「招雷天竜魔滅陣(ショウライテンリュウマメツジン)」(寒いぼ)の無改造6720なのですが、

チーかまなんざ僕ノータイムでツモ切りです。




スーパーアースゲインには敵いません。 

スーパーには。













触れなば斬らんスーパーアースゲインの獅子奮迅の活躍でシャアとゼクスを撃墜。

残すは最終マップのみ…ですが僕、逆に不安になってるんです。




敵方のオリジナルロボが余りにも話噛まなさ過ぎ。






55話のうちで敵方オリジナルロボとやりあったのはたったの2回。 

しかも両方敵全滅後に単機で出現です。


奴らの目的が何なのかさっぱり解りやしません。




ところでそんな僕の不安は見事に適中。






「やった! シャアのコロニー落としを阻んだぞ!」

「地球圏に平和が戻ったのね!」

「うわっなんだこの光は!」

「ここは一体どこなんだ…た…太陽系外宇宙!?」

オリジナル敵
「よく来たな…」

「お前らは一体何者なんだ!」

オリジナル敵「我らは宇宙の意思だ…」








ハイ、白状します。 

僕ここでひとしきり笑った後コントローラー放りました。






オリジナル敵「さあ…宇宙の大いなる意思の力、思い知るが良い!










「V−MAX発動」
「ゆけフィンファンネル(魂)」
「断空光牙けーん」
「ストナーサーンシャーイン」
「ハイメガキャノン砲」
「ハイパーオーラ斬りだ(ショウ)」
「ハイパーオーラ斬りだ(トッド)」
「石破天驚けーん」
「ファイナル・ゴッドマアアアズ」
「鳳凰光波ぁー」









流石に宇宙の意思と言えど、たった3機でカモメだい3しょうに立ち向かうのは無理があったようです。

正味1ターンで撃墜。

ありゃあ、何だったんだろう彼ら…と思ったら、






オリジナル「もう一度戦うぞ」

「なに? 
あいつら復活しやがったぞ!

「何度来ても俺たちには戦うしかないんだ! 
地球の未来のために!







まあ、そりゃそうだわな。












「V−MAX発動」
「マザーファンネル(魂)」
「断空光牙けーん」
「ストナーサーンシャーイン」
「ハイメガキャノン砲」
「ツインオーラアタック」
「石破天驚けーん」
「ファイナル・ゴッドマアアアズ(奇蹟)」
「鳳凰光波ぁー」












ヤッター遂に宇宙の意志を倒したぞ!

僕らは地球の未来を守ったんだァー!






何だか全てが子供騙しでしたとさ。

いや、十分楽しみましたが。






10月31日(木)  「及ぼす効果が詩であるところのもの」


今日もバイトさ。

途中にあるファミリーマートで夕飯を調達。

飲み物は何にしようかな、とドリンクのコーナーを物色しておりますと、

隣りに高校生の一群が現れる。




高校生A「いや、やっぱアクエリだろ。




ふふ、少年。 アクエリアスは添加物が山のように入ってて大変体に良くないんだぜ…

まあ飲み過ぎないように努々気を付けるんだな。






高校生B「で、それって面白いの?」

高校生A
そりゃあ勿論。







そっちか。




※アクエリアンエイジ…オタトレーディングカードゲーム。





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