奇蹟の軌跡

世界で一番偉大な秘密…それは、0と1との間にある!
世界の涯てへと思いを馳せよう、ワタシの永遠地平線…


2000年    7月    10月    11月    12月

2001年    1月    2月    4月    5月    6月    7月    10月    11月     12月

2002年    2月    3月    4月    5月    6月    8月    10月    11月     12月

2003年    4月    5月


10月1日(水)  「光あるうちに光の中を歩め」


ガサ ガサ ガサ


…ボンッ




俺 「ふいー、誰も見てないな。 じゃ、キュー。」






「強く生きてみる」


だなんてこっぱずかしい事を考えようとしてもダメです。

たかだか22年生きたくらいでは「強く」も「生きる」もいったい何なのかわかりゃしません。

なぜなら若いっていうことはバカであることだからです。

バカはバカなりに遠くを見ていたりするものですが、

遠くばかり見ていてもおなかはへる一方ですし、日銭も稼がなきゃいけません。

大切なことってのは考えることではなくて、考え続けることだ、と僕は考えますが(ここは笑うところです)

とにもかくにも不本意ながら、さりとて一抹の期待と共に、僕たちは動き出さなきゃならない。 


「もしも大地が、嘘だったらどうする?」


知らない。 知れない。 わからない。 わかれない。

それでも僕らは叫ぶしかないのだ。


とにかく叫べ! 意味は後からついてくる!

時速100q、世界で一番遠い土地に!






俺 「更新半年しなかったからって、ひとっ言もあやまんねえぞー」











ハイどうも、俺です。

完全に見なかったことにしてはや半年。

もうホームページビルダーの立ち上げ方も忘れてました。

言い訳するわけではありませんが、大学も4年生ともなると、それなりの忙しさを見せてまいります。

なので今後は更新を休む場合も、胸を張って休むことにしますので、皆様もなにとぞご理解ください。

そして、許してください。




弱い人間さ。






<近況報告(三日前)>


ド―ッ レ―ッ ミ―ッ ファ―ッ ソ―ッ ラ―ッ シ―ッ ド―ッ




俺 「…んー、拾ったポケットピカチュウが鳴いたからもう12時半か、そろそろ起きるとすっか。」




このごろ俺はバイトとロックマンエグゼ3のサイクルで生きていた。




俺 「じゃあ布団どかして寝っ転がってゲームでもしますかおげえ






布団にゴキブリの圧死体が。






ていう事はアレですか? 僕はゴキブリとベッドインしていたわけですか?


布団ですけど。






ほんに夏休み最後のがっかりイリュージョンですよ。

しかしまあ動かないゴキブリってのも見慣れてないですから、マジマジと観察してみました。

こいつら1億年位前から生きてるんですっけ?

小さなボディで、高速移動、おまけに飛行能力まで完備。

凄い高性能機だな、と単純に関心。


まあ観察終了後には窓から投げ捨てましたが。






「人は自然に帰れ!」 byジャン・ジャック・ルソー


ゴキブリですけど。








<今日の格言>

積もり積もった長い夏休みから生まれたかもしれない、本日珠玉のダメ箴言集を大放出。

心して聞け! いやむしろ聞くな!






・原監督 懐妊


セクシー腹踊りは略してセクハラだけど、略さなくてもセクハラだね。


・ローリスクローリターン、略してロリロリ。






まあ個人的にはS谷くんの「牢屋にぶち込むぞ」が激ヒット。

内輪ネタ勘弁。






まあそんなこんなでまた日記なんか書いちゃう訳ですよ。

先が見通せない状況ですが、お暇でしたらば、ゆるりとお付き合いください。













俺なりの懺悔のつもりだったが、どうだい?

そういえば、まだ言ってなかったなァ。

ご冥福をお祈りするよ。


「します」の方がいいのかな。

ああもうわかんねえわかんねえ











あれれ、ファイルの転送ってばどうやってやるんだっけ?







10月2日(木)  「くせものはいっさんにすべってゆく」


トマス秋茄子。(挨拶)

今日も夢と現実の淡い境界線を描いているかもしれない日記がはじまるよ!




<今日のバイト>

サンクスで弁当を買ってバイトに行きますと、社員さんがお菓子をくれた。

これは…オレオです。






ビシィ!!






…俺オレオ






<オレオまめちしき>


@オレオを頬張ります

Aみかんを食べます

Bあら不思議、
口の中いっぱいに雑巾の味が。












ヒィィィィ! 
事故です! 事故なんですゥ!!







いやあダジャレ事故って倫理的問題の側面を含んでますよね。

ギルティオアノットギルティ。






つーかダジャレばっかかよ。








10月3日(金)  「キムチ・カッファン」の巻


コンビニエンスストア、便利ですよね。

僕もちょいとコンビニにはうるさいほうでして、各店舗の新メニューは欠かさずチェックしております。




「コンビニの食べ比べはグルメとは言いません!」




うるせえ。






閑話休題。

そんな僕ですが、リードで耳寄りなコンビニの情報を手に入れたよ!

水戸の不夜城、大工町に庵を結ぶその名もズバリ「KOREA MART」


半島です。半島です。




後輩君「俺が行った時店員の夫婦がハングル語で喧嘩してましたよ。」




と言うわけで今日は隣りの国からこんにちは、素敵コンビニ探訪記さ!

遠くて近い国であることを思い知らされた、とだけ言っておこう。











現場到着。

看板の配色的にはスリーエフなんですが、入り口に「キムチ」と印刷されたA4の紙が2枚貼ってあります。

うむう、期待が高まりますな。 いざゴー。




店内突入。

入るなりなんだか苦い匂いがしてきました。

どうやら右隣の大量のキムチ用唐辛子から流れてくる模様。


しかしここでひるんでいる場合ではありません。

そのまま無料配布されているハングル語の求人情報誌をチェック。

勿論読めませんが、求人情報誌に混ざっておいてあった謎の雑誌「月刊 般若」はポイント高いですね。






このお店なんですが、カウンター付近で映画のビデオの販売も行っている模様。

うーん、コンビニエンスだね!


まあどうやらことごとくダビングテープのようですが。

つーかカウンターの向こうで店員さんがいそいそと作業に励んでいるのが見えます。






一種類の麺がひたすら敷き詰めてある冷蔵棚の反対側は缶詰の棚になっておりました。

これが全部日本のものじゃないんですね。


いわし、コンビーフ、角切り野菜、たにし…






たにし。






思わず目を見張りました。 しかも一缶450円。 高い。




俺 「たにしか…文化の差を感じるなァ…いやあいいもの見たわ。 じゃあ日記のネタはこれで決定だね!」




と、たにしの横に目を移す俺。






俺 「ごふう。」






値札なし。 いや、そもそもコレ何の缶詰なのかわかりません。

思わずカゴに放り込んだよ。






こころなしか店員さんが「早く帰ってくれ」オーラを出しているような気がしますので、物をレジへ持っていくことにする。

得体の知れない缶詰だけではアレなので、リンゴジュースもいっしょに持っていく。

すると店員さん無言で俺から商品を受け取ってバーコードを読み始めやがります。




ピッ

リンゴジュース  ¥110




ピッ

バンデェーキ  ¥250






うおお全力で質問してえ。

でもこの店員さん怖えよ。




呻吟する俺を尻目にレジを打つ店員さん。






ボ! ボ! ボ! ボ!






レジからすごい音が!
それは撞着語法を怖れずに述べればプリミティヴな電子音。
LSIゲームみたいな。

もしくはブルース・リーの拳の音。






ぐああもう我慢できん!






俺 「すいません、買っといてなんですが、この缶詰何の缶詰ですか?」






無言で俺と缶詰を交互に見比べる見比べる店員さん。

10秒ぐらい後、嫌な沈黙を破り店員さんが遂に口を開く。






店員さん(なんだかカタコトで)日本語で書いてないから何だかわかりません。」











なぁんだ店員さんは日本人なのか、じゃあしょうがないね!




まあ店員さんの国籍は不問に付すとしても、
店員も知らない物を客に売るな。












<アナザーストーリー>


俺 「…で、コリアマートに行ったワケなんですけど、そこで何の缶詰売ってたと思います?」

Y田さん「うーん、わかんない。」

俺 「たにしですよ! たにし!」

Y田さん「ああ、おいしいよな。」

俺 「なんかの幼虫の缶詰もあったんですよ!」

Y田さん「うちはおかいこさま食うよ。」







みなさんの家はたにしと幼虫食べますか?
ちなみに新潟では食べません。











で、今パソコンの横にバンデェーキが転がってるわけなんですが、見るたびにメランコリになります。

僕これを食う予定全くございませんので、先着1名様、欲しい方に差し上げます。

奮ってご応募ください。 俺を助けると思って。








10月4日(土)  「Mr.Children of the Atom」の巻


本日は栃木県栃木商工会議所にて、北関東古本市が開催されます。

ナイス秋晴れですし、楽しく散策でもしてまいりますか―ッ。






久々に常磐線に乗り込み、栃木駅を目指す。

栃木まであと30分くらいのところで俺の座ってるボックス席におっちゃんが乗り込んできた。

口寂しいのか俺に話し掛けてきます。

以下そのログ。




おっちゃん「兄ちゃんどこからきてんの?」

俺 「水戸からです。」

おっちゃん「あれかい、実家はどこだい?」

俺 「新潟の長岡ってところですね。」

おっちゃん「小山まで?」

俺 「いえ、栃木までです。」

おっちゃん「そうかい、兄ちゃん
(会話停止)…学生かい?」

俺 「4年生です。 そういうあなたはどちらへ?」

おっちゃん「俺は小山までだァ。
(会話停止)…小山には行きつけの床屋があるンだァ。」

俺 「小山まであとどのくらいですかね?」

おっちゃん「しらねえ。 俺は栃木から
(会話停止)…乗ったことねえからな。

俺 「はあ。」

おっちゃん「兄ちゃんはアレかい、勉強しに行くのかい。」

俺 「いやなんか今日古本市やるらしくて、そのついでに散歩でもするかな、と。」

おっちゃん「そうかい、じゃあ今日新潟帰るんだな、大変だなあ。

(会話停止)

おっちゃん「兄ちゃんは今日どこ行くの? 小山まで?」

俺 「栃木までです。」

おっちゃん「兄ちゃんどっからきたの?」

俺 「水戸からです。」

おっちゃん「そうか、俺はアレだあ、下館からだあ。
(会話停止)…小山に行きつけの床屋があるんだあ。

俺 「成程。」

(会話停止)

おっちゃん「兄ちゃんアレかい、自動車の免許持ってるのかい?」

俺「恥ずかしい話しですけど、まだ持ってないんでこれからとろうかと思います。」

おっちゃん「へえ。 そうかあ。 
(会話停止)…じゃあ新潟で取るんだな。」

俺 「いや、水戸です。」

(会話停止)

おっちゃん「兄ちゃん今日どこ行くの? 小山まで?」

俺 「栃木です。」







てな感じの実に冗長な会話だったんですけれども、まあ仕方ありません。

ウキウキ土曜の昼あがりだったんで、車内には下校の女子高生がワラワラとおりまして、

おっちゃんがボックス席の横を女子高生が通ると俺との会話を中断して女子高生を凝視するからです。

そしてちんこをいじるからです。




勘弁してください。






栃木到着。

お金がないので郵便局でおろそうとするも、駅前の郵便局では土曜日にサービスが受けれない。

しょうがないので交番で道を聞いて本局まで行くことにする。




ところで僕も今日知ったんですけど、栃木市は「蔵の街」と呼ばれておりまして、蔵、及び蔵風味の建造物がたくさんあります。

駅前の大通りを歩いていきますと、いい感じの建物がたくさんあって大変気分がよろしい。

大通りって言っても歩道と殆ど同じ太さですしね。

平屋が多いせいか、空がとても広くて高い気がします。 雪国にはない風景ですな。

ここの街並み、大変気に入りました。 街の雰囲気もとてもまったりしております。

チャリの後ろにリヤカーをつけたじいさんが大通りを平気で横切ってバスを止めるなんてそうそう見れるもんじゃありません。


そんな栃木市の俺ベスト建造物はこちら。






2時間ほど迷った後、何とか金をおろすことに成功。

しかし商工会議所からは遠く離れてしまった模様。

折角なんでさっきと違う道で帰る事にする。

大通りの一本裏の道を歩いておりますと、おばちゃんが一人でやっているクレープ屋を発見。

その名も「フランス」。 手書きで。

思わずクレープを注文したよ。

で、以下クレープが焼けるまでの俺とおばちゃんの対話ログ。




おばちゃん「あなたね、ホソイさん(うろ覚え)っていう占い師知ってます?」

俺 「いや、知りませんね。」

おばちゃん「テレビのバラエテーで今有名な人なんですけどね、あの人はね、10年先が見えてますよ。

俺 「へえ。 そんなに凄いんですか。」

おばちゃん「凄いも何も…手なんかすごい宝石いっぱいつけててね…
       あの人が言うには、今日本の首相にはやっぱり小泉さんしかいないんですって。
       10年先が見えてるから、きっと日本はよくなるって言ってましたのよ。」




ジュウウウウ…




俺 「
(奥に飾ってあるダッコちゃんを見ながら)…ここにはどの位居られるんですか?」

おばちゃん「私はね、ここで14年クレープ焼いているんですのよ。」

俺 「じゃあ栃木には14年住まれてる訳ですか?」

おばちゃん「とんでもない。 私はね、ここで20年も前から先が見えてるんですよ。







おばちゃん今普段ありえない噛み方ををしました。

よっぽど占い師好きなんだなぁ…




クレープは何故か亀の子せんべいの味がしました。






無事に古本ハントも終了。 疲れましたが大変面白い一日でした。

栃木は良い街ですね。 気に入りました。


つうか今日はおっちゃんやおばちゃんに縁のある日だなァ…







10月5日(日)  「アジルールフォ・エーモ・ベルトランディーノ・デイ・グィルディヴェルニ・エ・デッリ・アルトリ・ディ・コルベントラス・エ・スーラ」


いつになったらわかってくれるんだね、マルティンスール?
スープを飲まなきゃなんないのはお前さんで、スープがお前を飲むんじゃないんだよ!
忘れちゃったのかい?スプーンでスープを口にもってくんだ・・・


                               イタロ・カルヴィーノ『不在の騎士』








10月6日(月)  「昇天距離」


ついさっき宝珍で肉チャーハン大盛り食ったんです。

で、そこで僕初めて「マネーの虎」見たんですよ。


いや飯が不味くなるのなんのって。






マネーの虎といえば、夏休みにチェキの人が俺んちにお土産の名の下に持ってきた風俗情報誌「もも」を思い出します。

暇だったんで舐めるように記事読んでたら、「マネーの虎」っていうお店を発見。

「内藤なんとかプロデュース!」 だって。 


月並みですがあなた誰ですか。






まあでも名前だけだったら大工町にある「酔ってパイもみ」の方が断然面白いしなあ…なんて思ってましたら




俺 「ばフゥ(息が破裂する音)。」

チェキ「なに。 どしたの。」

俺 「チェキ崎さん、ちょっとコレ見て、コレ!」







【メールアドレス】

ikki-tousen@……






俺&チェキ「ぎゃはー カッちょわりいー」






いいもん見た。







10月7日(火)  「フォゴットンワールド」の巻


あらかじめ言っておきますが、今日の話はかなり漫画です。

ですが、果たせるかな全て事実です。




あとまあ大したことでもないんですが、恐らく俺の日記史上最も過激な筆致です。

駄目な方は見ない方が吉やも。








夜8時ごろ、Y岸と宝珍で飯を食う。




ところでみなさんは根本敬っていう人をご存知ですか?

世の中には少々の楽しい漫画と、たくさんの毒にも薬にもならない漫画がありますが、

根本敬は僕の大好きな駕籠真太郎先生と一緒に「特殊漫画家」のレッテルを貼られる人です。

皆さんの想像の少し斜め上を行くこと請け合い。


(例:ドカタのおっさんにレイプされて生れた主人公が母親の遺言「お前の父親はイイ顔だった」だけを手掛かりに
   イイ顔のおっさんを次々と殺してゆく話 等。)




ところでみなさんは奥崎謙三っていう人をご存知ですか?

兵庫県生れで太平洋戦争に出兵、200人の隊の中で唯一帰還。

戦後、悪徳不動産屋を包丁で刺し殺し、懲役6年。

出獄後天皇陛下に向かってパチンコを打ち、懲役1年。

田中角栄殺害計画の為にまた御用。

その後も刑務所を出たり入ったり。 実に77年の人生のうちで33年間牢に。

本人曰く、神の世界、「ゴッドワールド」敷衍の為に神の傀儡となっておられます。

また獄中にて「※血栓溶解法」を開発。 全人類の健康と繁殖の為に絶大な効果をあげるらしいです。

著書に『田中角栄を殺す為に記す。』 出演映画に『ゆきゆきて、神軍』。

…首と手と足を激しく振りつづける。 本人は合計2万5千時間はやってるらしい。






で何かって、今日Y岸さんから根本敬監修の奥崎謙三ドキュメント映画、
「神様の愛い奴(ういやつ)」を観せてもらうことになったんですな。





<あらすじ>

前半は「ゴッドワールド」に関する奥崎先生のありがたい講話に様々なショッキング映像をコラージュ。

後半は奥崎先生を男優に、AV録画の模様をドキュメントタッチで描く。




た…楽しみじゃぜ。






飯を食った後、Y岸が「黒沢の2巻読みたい」って言うので本屋へ行く。

人と本屋に行くと、どうしても漫画話しながら逍遥しちゃいますよね。

新刊コーナーから少年マンガ、青年マンガゾーンを越え、最近欠かさずチェックしているボーイズのコーナーへ行く。

そして俺ら二人の後をつける不審な影。






俺 「やっぱりジャンプ物のアンソロジーが多いねえ。」

Y岸「圧倒的にテニスだな。」

俺 「俺このヒカルの碁の『君にCHU押し』ってのがスマッシュヒットなんだけど。」

Y岸「いやー、ひでえな。」

俺 「そういえば俺の知り合いの知り合いがテニスのアンソロジー描いてるって言ってたな。」

Y岸「こん中にあるの?」

俺 「さあ。 しらねえ。 でもこの背表紙とか絵が似てる気が…」







一発で当たった。






俺マジゴッド。 まあこの棚も十二分に見ましたし、そろそろ帰りますかななんて思ってますと






おっさん「ちょっといいですか。」






なんかさっきから俺とY岸と一緒についてきたおっさんに話し掛けられた。

第一印象は「なんだかおかしい」

何が? と言われると困るんですけど、何でボーイズのコーナーまでついてくるの? とか。






おっさん「この辺りに他に本屋ない? 俺今日遠くから友達に会いにやってきたんだけど、友達にすっぽかされちゃったんだよね。」

俺 「本屋ですか? 無いですねえ。この辺りだとここが一番の品揃えですし。」

おっさん「ふーん。 君たちあんまり人が読まないような漫画読むの?」

俺 「まあ、グルメ気取りするわけではないですけれども、いろいろ読みますよ。」

おっさん「(ボーイズものを指しながら)こういう本ってどう思う?」

俺 「時代の流れなんじゃないですかね。 物色は好きですけど、読みはしませんね。」

おっさん「ふーん。 で、二人はいつも一緒なの?









なんか嫌な予感してきた。






はいそして僕さっきの第一印象の理由わかりました。
このおっさん俺の事いやらしい目で見てます。




Y岸がアイコンタクトで「もう帰ろうぜ」と言ってきます。

折角のリアルホモですし、もう少しお話したかったんですが、Y岸が本気で嫌そうな顔してます。

まあ厄介なことにならない内に退散するのも良しでしょう。






若い兄さん(おっさんに)…誰? 君のお友達?」






なよっとした兄ちゃんがシャツの前はだけ気味で出現。

厄介なことになった。






俺 「(受けだ)」

Y岸
「(受けだ)」







おっさん「うん。 今友達になった。」






エマージェンシー。 エマージェンシー。

まあそりゃ男二人が楽しそうにボーイズラブコーナーで本物色してたら同志だとも思うわな。

状況的には最高(あるいは最悪)です。


…オイ二人して俺に秋波を送るな!




その後もぼそぼそと会話を続けたわけですが、わかりやすく日本語訳にしてお伝えしますと


「今日この本屋を(ホモサイトで知り合ったかなんかの)
 待ち合わせ場所にしていたんだけど、一人が約束をすっぽかしちゃったんだ。 
 両方とも遠い所から来てるのに、たった二人きりってのもなんだから
 
良ければ君達も一緒に掘ったり掘られたりしませんか。






俺 「じゃあY岸さんそろそろ行きますか。」






速やかに脱出した。






帰り道。

Y岸さんがため息ばっかりつきます。






俺 「(爆笑しながら)ホラY岸さん元気出して!」

Y岸「いやー、本ッ気気分悪いわ。」

俺 「折角貴重な体験だったのに、勿体ねえなあ。」

Y岸「いやー、そうは思ったんだけど俺気付いたね。 好奇心は嫌悪感に勝てない。

俺 「まああのおっさんイイ顔してたしなァ…」

Y岸「ブランカみてえな顔じゃんかよ! まだ目の前ちらつくわ…気分悪ィ…」

俺 「(大爆笑)」

Y岸「やおい女どもに是非とも見せてやりたかったね。 『これが現実だ。』

俺 「『夢』と『現実』が交錯する場所か…おいおい、文学だなァ。







あんまりへこんでるんで山岸さんにジュース一本贈呈。






かなり消耗した状態でビデオ鑑賞を開始する。

もう半分忘れてたよ。


以下ぶつ切り映画レビュー。

俺のグッと来たシーン、つまり、広い意味での感動したシーン。

繰り返しますがこの映画は本人出演のドキュメントです。

奥崎氏だけは本気です。






・奥崎氏は奥さんの遺骨を風呂敷に入れ、常に肌身はなさず持っています。
 そして、時々食べます。


・77才のじいさんが主演男優のAVと言う時点でもうゲンナリですが、
 AV撮影が後半に行くにつれてより過激に。
 スカトロ、SM、アナル責め… 全部生れて初めてみましたよ。
 尻痛い。


・なんと言っても最後に奥崎氏がAV女優と取っ組み合いの喧嘩をするシーンが圧巻。











俺 「…なあ、山岸さん。」

Y岸「なに。」

俺 「※平やんさっきのおっさんに似てたなァ…」

Y岸「思い出さすなって!」

俺 「きっと今頃おっさん掘ったり掘られたりしてるんだぜ…」

Y岸「だああー、うえええええええ」



…へいやん。 根本敬監修映画の前作の主役。 言語障害でホモのおっさん。
   女王様によって奥崎氏に無理矢理フェラチオさせられたあとゲロを吐くシーンがあったが、見事にカットされたらしい。






俺明日萌王戦なのにこんなところで消耗してていいんだろうか。








10月8日(水)  「ねみい」


萌王戦なかったです。







10月9日(木)  「今風呂で垢こすったらびっくりするくらい出たよ」の巻


<今考えたボルシチよりもすごい食い物>

ボルハチ。









寒くなってまいりました。








10月10日(金)  「エナメルなめる?」の巻


リードシネマの近くにはセブンイレブンがありまして、バイトの連中は大体ここでご飯を買います。

で、このセブンなんですが、5時ごろに行くと大変かわいい女の子の店員さんに遭遇できるんですな。

色白で華奢、舌ったらずなところが男心を一撃必殺。 しかもロリ。






まあロリはおいておいたとしても、コンパクトなボディでハイスペックな力に確かな満足。

しかし惜しむらくはこの娘ビックリするほどアニメ声です。


…え、惜しくない? 俺はアウトなんだよ。






まあそんなわけで、今日も弁当を買いました。




娘 「520円になりまーす。」

俺 「(いや、やっぱり凄い頭から抜けるような声だよな…)」





とか思いながら何となく胸の名札を見た僕。






名前:新井 琴姫








アニメ声って言うか、お前アニメだろ!






…あ、もしかしてペンネームなのかなァ?

とか考えたけど、そっちはもっと嫌だ。











ハイ、っていうのが夏休みの話なんですけどね。


いや、今日8時ぐらいに飯買いにいったんですよ。

そしたら琴姫さん普通に客に口説かれてました。

僕パンの棚から一部始終をチラチラ窃視してたんですけど
もう面白いくらい真っ赤になってお断りしてんの。


俺が恥ずかしいっつうの。






「あの娘…男殺しになるのかなァ…」






Byゲイン・ビジョウ








10月11日(土)  「みんな『シャガク』って言わないの?」の巻


ハイ、卒業を半年後に控えて今日はじめて自動車学校に行ってきました。

そんなわけで今日からしばらく新連載<今日の車学>がはじまるよ!

不定期連載。




<今日の車学>

初めての学科。すりきれたLD上映会が始まったよ。

以下最初のナレーション。






…みなさんが住んでいる世界と、車の世界は違います。
車の世界は
速度と破壊力の世界なのです!







そうなの?






ハイそしてこちらがトイレにあった張り紙。



ざっくり免許取れるといいなあ…いやマジで。








10月12&13日(日&月)  「九天直下」


今日は哲学専攻会のメンバーで栃木県塩原への温泉旅行です。

参加人数は予想を遥かに上回る13人。

あいにくの雨模様となりましたがはりきって出発するのです。




<行き>

マンガンの車で俺の前立腺トークが炸裂。

男しかいないから話を選ぶ手間が省けて楽だったね。

マンガンさんには楽しんでいただけたご様子でしたが、助手席の2年生くんの苦笑いが少々目に痛かったね。

みんなも下トークの際には気をつけよう。






途中昼飯のために「アグリパル塩原」に車をとめる。

折りよく「第7回手づくりまんじゅう大会」が開催されてました。

まああんまりまんじゅう食べませんでしたけど。


ま、それにしてもこういう旅行者むけの施設には何かしら面白いものがあるっていうのが俺の人生の法則です。

さあて、時間も充分だし目を皿のようにしていろいろ探しちゃうぞ!






そんな必要なかった。






首まわりのくたびれかたとかが嫌すぎ。






塩原突入。

道もだんだんと狭くなってつづら折になってまいります。

湯の町商店街を通過したんですが、どの定食屋でも「スープ入り焼きそば」っていうメニューを出していました。

どういう食い物なんですか? いたく気になります。

しかもどこも「元祖」って書いてあるし。






温泉到着。

雨もやんで良い感じ。 思わずエースと「ポジティブシンキングしりとり」ってのをやってみたよ。

ジャッジはY岸。






俺 「じゃあ『しりとりはじめ』。」

エース「んー…
『メガネっ娘』。」







ポジティブですかそれ。

ところがジャッジ通しやがりました。


ちなみに1時間くらい続いたという。






おなごたちが散歩に行くというので俺ら(俺、Y岸、エース)もホイホイ着いていく。

塩原温泉街には宿泊者が無料で入れる露天風呂があるのでついでにそれもチェックする。

「むじなの湯」っていう風呂に来てみると、警備員らしき人がいた。




女の子「すいません、ここの他にお風呂場ってありますか?」

警備員「ここの坂の上に『中の湯』っていう風呂場があるねえ。」

女の子「どういうお風呂なんですか。」

警備員「とても狭くてねえ、4人も入るとおしりが当たっちゃうの。 もうしりません。







俺大失笑。

ぷふーですわ。 ぷふー。


ところが






警備員「もうしりません。」

警備員「もうしりません。」

警備員「もうしりません。」







3回も繰り返しやがりました。 そろそろ逃げたい。






その後男三人で散策へ。 

沼があるらしいんでそっちへ行ってみる事にした。


その途中なんですが、なんか感じのおかしいカップルとすれ違いました。

手を繋いでいるんですが、二人ともなんだか上の空で、俺と目が合うとサッと手を離します。

で、年とかどう見ても離れてんの。

ひょっとしてアレですか? しっぽり温泉旅行ってヤツすか?

いやあ、本当にいるんだねェ、と少し感動。

が、3組も見たのですぐに食傷気味に。


沼ですか?

沼っていうか葦でした。




ちなみに帰ってきたときカウンターの向こうで宿の人が2chを見ていたという。

「なんかよくわかんねえけどパソコンってすげえなあ」と思ったという。






温泉とか夕食とかの後、みんなでおもむろにゲームを始める。

ちなみにゲーム大臣は俺。

本日のアイテムは「貴族の勤め」「カタンの開拓者」「アサノ」の三つ。

後で気付いたんですが、これ全部ドイツ製のゲーム。

ドイツのゲームは世界一ィィィィィィ! ですな。

俺、Y岸、エース、と女の子でカタンを、他の連中はアサノをすることに。


じゃあここでアサノの説明いってみようか。

つい先日手に入れたばかりのカードゲームです。




<アサノ>

(取扱説明書より)

ゲームの本場、西ドイツ生れのカードゲーム!
プレイヤーは決められたルールの下にカードを使って勝利を目指してください。
これはもはや知的格闘技なのです!







(大まかなルール)

@手札を早く無くした人の勝ち。

A
前の人の出したカードと同じ数字か同じ色のカードしか出せない。

B
次の人にカードを引かせる(2or4枚)、手番を飛ばす、まわり順を逆にする等のカードを駆使。






ウノだと思うでしょう? ウノだと思うでしょう?

そこがシロートのあさはかな所なんだなァ、お客さん。

ハイこれがアサノをアサノたらしめている最大のルール。




C残り手札が一枚になった人は「アサノ」と宣言します。
 
しないと2枚カードを引かされます。







すいませんここ読んだ時僕取説投げました。




あとこのゲームの対象年齢。


Age 6 to 106






ド…ドイツのゲエムは世界一ィィィィィイィイィィィィ!!











ドイツのダイス職人の怨念ダイスにより、俺ら惨殺される。

目も当てられなかった。






エースの気分転換案を受け入れ、俺、エース、後輩くんで肝試しの下見に行く。


あんまり真っ暗な所よりもあかがね色な水銀灯の下のほうが怖かったよ。

ムードが出るね。


まあダントツ一番怖かったのは「熊に注意」の看板でしたが。




あとは酒飲んでおしゃべりして寝たよ。






<帰り>

チェックアウトは朝10時。

眠い目こすりながら玄関に行くと、「温泉のお湯 御自由にお持ち帰りください」という文字とペットボトルに入った温泉の湯が。

飲んでも体にいいらしいです。

タダより安いものは無いってねえ…ありがたく頂戴して飲む俺。






そうでした、ここの温泉は硫黄の温泉でした。






口の中いっぱいに広がる複雑な味と例の卵の腐った匂い。

真の意味での地球ドリンクといえよう。






遅めの昼ご飯。

テーブルの空きが少なかったので二手に分かれて飯を食うことにした。


で、飯を食ってる最中の話。






Y岸「…ああ、思い出した。 肥後ずいきだ、肥後ずいき。

 「いきなり何言ってんだお前。」

Y岸「いやとろろ食って口のまわり痒いから、それで。」







だからって衆人環視で肥後ずいきは無えだろ。






いずみん「何、それ?」

Y岸「九州出身なのに知らないの? じゃあ今度体で教えてやるよ。

いずみん
「うわー、なんだか今のエロい言い方だねえ。」






っていうか直球ですが。 むしろデッドボールですが。

でもみんな知らないみたいだし、これ以上事を荒だてるのもアレなので黙っていたよ。






そんなこんなでつつがなく帰ってきました。

運転手のみなさんはどうもご苦労様。

家に帰るまでが温泉です。




ま、本当はこのあと「温泉観想戦」を開催、そこでの話が一番ヤバかったなんて事は内緒だ。






おつかれさまでした。








10月14日(火)  「『火の鳥』で自分のクローン工場を吹っ飛ばして終わるヤツって何篇だったっけ?」の巻


今井出洋介の麻雀の本読んでたんです。 

で、「三色」の説明に載ってたマンガのセリフ。






ロン! 純チャンタンピン三色ドラドラ
…と役の複合度も高いのダ ヤッタネ!!







できねえ。








10月15日(水)  「うすくらがりのむこうから」の巻


萌王杯予選トーナメント開催。

今回は何と前回萌王杯を制した俺がシードに!

本日はキングに挑む挑戦者を決定することと相成ったッ!

数半荘に渡る熱き戦い、栄えない予選突破者はこちらだッ!!




Y田さん

U野くん

Naoくん







うなる豪腕、ぶつかる雀牌!

キングの称号を得るのは、い…一体誰なんだァーッ!?




次週、SF同好会「玻璃の玉座に散る仇花」。 乞う御期待。








ところで俺はシードだから今日はヒマだったという。








10月16日(木)  「天上縊死」


現在朝7時。

何故か半袖でハーゲンダッツ「あずき」を食いながらとぼとぼ歩いている俺がいた。




いつの間にやら発売されていたこちらの新商品、皆さんも食ってますか?

いや僕確かにハーゲンダッツおいしいなとは思ってましたけど、250円出して食べるもんじゃないよな、と。

ところがこの「あずき」が本当に美味い。 最近暇さえあれば食ってます。

まあ僕があんこ好きなだけなのかもしれませんけど。


そんな戦後最大のハーゲンダッツブームが訪れている僕ですが、一つだけ言いたいことがあります。






おまえハーゲンダッツだからって気取りすぎ。






「Azuki」って。 ローマ字ですよ? とか普段見ませんよ?

小さい豆と書け、小さい豆と。






俺 「まったくもう…おいしいから許しちゃうけどね。
   それにしても硬いな…セブンの兄ちゃんも木のスプーンじゃなくてプラスチックのスプーン入れ」







ガッ ベシャ






半分くらい落下した。









ふて寝。








10月17日(金)  「女護ヶ島」の巻


<今日の車学>

金曜日は授業がないので、今日は朝から車学です。

天気もいいし、キャンセル待ちし損ねたし、よーし俺知らない飯屋とか探しちゃうぞ!






30分後。

前方に「麺COOK」っていう気になるお店を発見。 めんくっく。

まあその前にこの小道をちょっと行ってみますか…






と、こぎれいなレストランを発見。






…おいおいものすごい数の車が止ってるよ。

林の中の小さな一軒家みたいな所なのにねェ。 これ、ひょっとして隠れた名店ってヤツですか?

よーし、今日の昼ご飯はここに決定だァーッ。

と店の中へ。






戦慄。






だって店の中女の人しかいないんだもん。

ウェイトレスさんも、調理師さんもだ。






俺 (嗚呼…麺COOKにしとけばよかったあ…)






一人でがっくり。

しかしそんな俺に向かってウエイトレスさんが一言。






ウエイトレスさん「すいません、本日はもう予約でいっぱいになってしまって…」






ジーザスクライスト。ゴッドブレスミー。

神のアガペーにより気まずげな窮地から脱出にサクセス。

まあ、ホラ、いっぱいならしょうがないじゃん?


さー、麺COOK行こ。

と、チャリキーを外そうとしますと






ウエイトレスさん「あ! 申し訳ありません、先程キャンセルがありましたので、お席のほうご用意できます。」






ジーザスクライスト。ゴッドダムン。

しかしここでウエイトレスさんの笑顔を裏切るわけにも行くまい。

頑張って入る俺。




即後悔。 

このレストラン、見れば見るほど「おしゃれレストラン」て感じです。

どちら様もきっちりとおめかしして居られます。

かたや僕の格好と来たら半袖とオタクカバンと泥のついたズボンです。(昨日ラクロス部さんのボールを取ろうとしてこけた)

しかも俺の席店のど真ん中。 

こりゃ羞恥プレイか?




でえいしかたねー、この1500円のランチコースを所望する!

駄目よ俺! 中川でメンチ3食食っておつりが来るだなんて考えちゃ駄目!






俺 (嗚呼…麺COOKに行きてえ…)






ビックリするほど体力を消耗したという。








10月18日(土)  「気障の兆しがギーザの階ギザギザ刻む」


東京逍遥。 上野の森美術館でピカソ展みてきたよ。

で、ピカソって本当は何人いるの?

マジゴッドでした。







10月19日(日)  「ゲルニカ・オーバードライブ」


<今日読んだ漫画>

青山広美『トーキョーゲーム』






ロン リーチ 河底 小三元 混一 混老頭 対々 
三暗刻 三槓子 南 
ドラ32



378京3023兆6869億点






何も言うまい。








10月20日(月)  「鉄の時代」の巻


間もなく公開、クエンティン・タランティーノ監督「KILL BILL」の予習の為に

今日は「パルプ・フィクション」と「レザボア・ドッグス」借りにビデオ屋へ。




…と、おやおや? 

あちらに見えるのはスクウェアに壊滅的な打撃を与えた劇場版「ファイナルファンタジー」ではございませんか。


公開後スクウェアの株価が三分の一になったのは記憶に新しいですね。

SCEの資金援助受け入れ(つまりSCE傘下に)、直後のGC&アドバンス参戦、それに対するSCEのお叱り、

]−2の発表、仇敵との合併…王者の余裕もどこへやら、あまりのなりふり構わなさっぷりに僕最近は好感すら覚えます。

そんな数多の因果律が全てのこの映画に収束しているかと思うと、浮世の霊妙さを感じますね。


ま、ジャイアント嘘ですが。






しかしおっと? よく見たらどこかの酔狂な人が一本レンタルしてやがるぞぅ?

というのも、レンタルされてるヤツには「土曜日返却」のプラカードが。

そしてプラカードがタイトルの文字を隠してやがります。 

こ、これは…






ファイナルファンタ






俺なんだか「今世紀最後の力水」を思い出したよ。






あとビデオ屋出たとき俺のカバンにはなぜか「キングゲイナー」と「ストレイト・ストーリー」が入っていたという。








10月21日(火)  「草葉の陰からダムダム弾」の巻


卒論指導が近い為お休み。








10月22日(水)  玻璃の玉座に散る仇花」


トランプゲームの「ババヌキ」みたいなものさ

「人間の社会」と同じさ!

「ババ」は自分以外の誰かに持たせりゃあいいんだよ! ちがうかい?




「萌王」がほしいのはたったはひとりだけ!

多分、ひとりの人間のエネルギーがあれば萌王は生きていけるのだろう!







Naoくん「冗談じゃないっすよねえ〜 すげえ買いたくねえ〜ッ」

Y田さん「僕この一週間非常に不機嫌でした。」

U野くん「うわあああ――――――っ」

俺(ババ所持)「俺は死なん…苦痛を意に介している暇もない…」







愛憎トルネード。 第7回萌王戦開催。






東2局 親:俺


ノーテン罰符はあったものの、点数はほぼ原点。

ここで先制パンチを浴びせたい…配牌は…軽い。 いける。


しかしイーシャンテンから手が伸びない。

く…早くリーチしたいところだが…




Y田さん「…リーチ。」




緊張が走る。

せっかくの親番を逃すのも悔しいが…とりあえずツモってきた安牌を切る。




U野くん「じゃリーチで。」




…無念。 どうやら勝負はできない様子。

見るとどうやら対面のNaoくんも諦め気味。

勝手に二人で振り合ってくれ。






数巡後。




Y田さん「ロン。 満貫。 8000点です。」


俺&Naoくん「おーっしゃおしゃおしゃおしゃおしゃおしゃおしゃ。」




U野さんからの出あがり。

拮抗した力の均衡が破れ、奔流が流れ出す…

と、さっき読んだ「トーキョーゲーム」に書いてあった。






Y田さん「ロン! U野さん!」

俺 「ロン! U野さん!」












俺 「ハイ、というわけで7代目萌王様の誕生でーす!」

みんな「やんややんや!」

俺 「それでは萌王様、ここで一つ襲名のご挨拶をお願い至します!」



U野くん「萌王である。」






爆笑。





罰ゲェェェェェェェム!!











茨城大学前ブックエース。

スーパーフライこと僕らの電撃萌王は平積み二列で置かれていました。

世界燃焼(エピキュロシス)も近いと思った。




俺 「殿様が居られませんが!?」

チェキ「トイレに行ったよ。」

A須さん「おいおい、あいつ首でも吊ってるんじゃねえだろうな?





実にギルティスト書物。

まあ首は吊らないでくれたみたいです。




俺 「では萌王様! ゼルダのアイテムとった音に併せて高らかに萌王をお掲げ下さい!」




ちゃらららー




あの萌王様の「もうどうにでもなれ」の表情を僕は忘れない。






更にその後レジで萌王を買っているU野くんをみんなで激写。

カメラ付き携帯がものすごい威力を発揮しました。

実に店側としては迷惑な集団であったことが予想される。






チェキ「今回過去最悪の嫌がらせだな。」






勝てば官軍。 負ければ萌王。 歩く姿はU野様。






ちなみに後世の歴史家は今日の萌王戦をその付録から

「天地を喰らう 萌壁の戦い」と呼んだとか呼んでないとか。







10月23日(木)  「『銃なんか何に使うの?』」の巻


デイヴィッド・リンチ「ストレイト・ストーリー」観ました。

爺さんたちみんないい顔しすぎ。

つうか去年のチャリ旅行を思い出したね。

教官にあの話したら「頼まれていないのに出かける所がロードムービーだな。」と言われたよ。






10月24日(金)  「西へ東へイーサンサン」


車学でやった適性検査の結果が返ってきました。

まあだいたい普通の結果でしたね。

性格診断は当たっている節もありましたが、好きな事言いやがってみたいな部分も。

「あなたの性格は多面性があり、複雑です」だって。 本当かい?

みんなの判断求む。




そしてズバリ適性検査でわかった俺の弱点。

柔軟な思考 D(ニガテ)






どう柔軟でないかって?




ダブルリーチに目が眩んで変則二面張見逃してチョンボとかね。

そりゃあD(ニガテ)とかつくわなあー――――ははハハははハハ。






つーか真っ昼間から麻雀をするな。








10月25日(土)  「これから映画も見ます。」の巻


一場の夢は一巻の書物なのだ、そして書物の多くは夢にほかならない。


                        ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』








10月26日(日)  「貧血症の文化」


天気が良かったので、車学の後送迎バスに乗らずに散歩に出た。

ぶらりと立ち寄ったリサイクルショップでセンチメンタルグラフィティが200円でたくさん売りに出されていたので

思わず買い占めそうになったよ。




で、ブックオフを冷やかしに行ったらあら何と、何処にも見つからなかったボンボンコミックス、

藤岡建機『メダロッターりんたろう』全3巻ゲット。






僕は高校までDちゃんの家でボンボンを読んでいた男ですので断言しますが、

このマンガはリアルエロマンガです。 少なくともボンボン史上では最エロです。

芸風がどことなく※おのとしひろと似ているし気がしますが、もしや手の者? 

…と、言えばその酷さがおわかりか? わかんねえか。




まあ僕も本気で読んでなかったので、何もかも忘れたことにして改めて読んでみる事にしました。









酷。

焚書にしてやろうかと思いました。 

無闇にエロい。






でえい! こんな酷い書物はこうしてやる!




明日A須さんに上納。





※…おのとしひろ 

小野敏洋。 学名は上連雀三平。 別名にさいとうまゆり。
コロコロコミック『バーコードファイター』でデビュー。
少年誌に不適切なエロの為に打ち切りに。(ヒロインが男だった。「男でもお前が好きだ!」等)
『ヤドカリくん』執筆後にコロコロから去り、上連雀三平名義でエロマンガを描く。
先日『電撃ピカチュウ』で(本誌ではないが)コロコロにカムバック。
ちなみにコロコロ最エロマンガ。

(名言)
安永航一郎『超感覚ANALマン』1巻の発売時についていた帯のコメント。

※※「アナルと名の付くマンガに碌なマンガは無い!」




※※…その当時、上連雀三平名義で『アナルジャスティス』というマンガを描いていた。








10月27日(月)  「ヒウマニズム万歳」の巻


2003年冬のディズニー映画、「ファインディング・ニモ」が張り切って宣伝中ですね。

リードシネマ1Fにも巨大なニモ人形が待ち構えております。

この映画、原題を見ると「FINDING NEMO」となっていて、どう呼んでもこれは「ネモ」なのですが

まあエゥーゴの量産モビルスーツなんか探したって何のドラマも無いでしょうし、

妥当な邦訳といえましょう。






閑話休題。

で、今日「KILL BILL」待ちで地面に座って牛丼をむさぼっている女子高生があまりにアレだったので

中で待っても構いませんよって言ったときの事。






ジョゴA「あ! 何アレ! ニモのでかい人形、マジやばくない?」

ジョゴB「うわー、
超キモい、マジかわいい〜












わっかんねえ! わっかんねえ!








10月28日(火)  「この世につまらん仕事無し。」の巻


今日はリードのツテから回ってきた、水戸芸術館の舞台設置のアルバイトの日です。

頭数が足らないということで、俺とY岸にお鉢が回ってきたって言う寸法。

日当もいいし、よーし俺もりもり物運んじゃうぞ!






朝。

Y岸との連絡に齟齬をきたす。

結果俺ずぶ濡れで芸館到着。


ひどいもんさ。






で、仕事内容は芸館と那珂川をはさんだ倉庫を往復して舞台用の荷物を運ぶというもの。

肉体による労働です。 

仕事自体特に変わったことは無かったですね。

俺の爪が最初の一掴みで割れたことを除けば。




車で移動中、流れていたラジオを別に聞く気もなく聞いていたんです。

まあ大体以下憶えている内容。




司会「ハイ、では今日のお題目は『ちょっと怖かった話』です。
   それではみなさんからのおはがきを紹介したいと思います。
   水戸市内に住むOLさんからのおはがきです。」



OL「数年前に、友達と一緒に栃木県の温泉に行った時の話しです。
   夜、温泉に入ろうと思ったのですが、露天風呂が閉まっていたので24時間入れる室内風呂に行ったんです。
   そうしたら突然電気が消えてしまいました。
   慌てて宿の人のところへ行き、すぐに電気は点けてもらいましたけれども、
   あれはちょっと怖かったなぁ。







舐めてんのか。

何ですか素人とはいえその意識の低いお便りは?






司会「それはちょっと怖いですね。
   水戸市内にお住まいのOLさんには旬の毛ガニのセットをお届けします。」







あーもう、俺、毛ガニ食い放題。






昼。

Y岸と芸館裏の中華料理「ちんとう」へ行く。

勿論名前に惹かれてです。




メニューを見ますと「マボーメン」とか「チャシューメン」とか知ってそうで知らない食べ物がたくさんあります。

いずれ劣らぬ捨てがたさでしたが、僕は「開華丼」をチョイス。

まあ、出てきたものはただの他人丼でしたが。 


言ったもん勝ち。






食後。

店の外を歩きながらした会話。




俺 「…つうかこの店の営業時間AM11:00〜PM3:00ってどうなの?」

Y岸「ああ、いいね。 いかにも適当って感じで。

俺 一番高い食い物が肉団子の1700円ってのもアレだしな。 
   きっとサッカーボールみたいな肉団子が来るんだぜ?

Y岸「いや、そういうのがいいんだって。
  最近メニューが3種類だけとかのラーメン屋あるじゃない、死ねって感じだね。

俺 「じゃお前宝珍いけよ。 あそこ存在しないセット頼んでも作ってくれるから。





なんて話しをしてるとき、芸館付属のおしゃれレストランの横を通り過ぎた。

見れば平日なのに結構のお客の入り。




俺 「そういえばこの前間違えて女の人だけのおしゃれレストランに迷い込んじゃってなあ…」

Y岸「いやー、最悪だな。 こういうの見てると、バキュームカーで突っ込んでやりたくなるね。
   お前ら『ウンコ喰らえ!』って。







僕たまにY岸さんの頭の中ってどうなってるんだろうと思います。


あのおしゃれレストランの中の人たちも、Y岸の頭の中でウンコ塗れになっているとは夢にも思うまいて。






バイト終了。

雨は止んでいましたが、500円で買った傘を自転車の前輪に巻き込んで前輪ともどもダブルKOに。

いたくガッカリです。

Y岸が死ぬほど笑っていたのが癇に障った。

つうかこれで雨に降られたら一日に二度ずぶ濡れになる嫌な記録樹立だな。






Y岸の家に行って、デイヴィッド・リンチの「ワイルド・アット・ハート」「DUNE」を借りたよ。

そしてその後記録樹立もした。








10月29日(水)  「人間クローバー」の巻


うーん、ここに乳酸パワーが溜まってきたぞ。

心地よい痛みです。




さて、風も冷たくなってくると共に秋の深まりの一次関数比例グラフが容易に描ける昨今ですが皆様いかがお過ごしか?

僕は今日A山さんから新創刊の雑誌の情報を得たよ。 驚愕(ル・メルヴェイユ)。






A山さん「『わたおに』どうよ?」

Naoくん「え? 『渡る世間は鬼ばかり』ですか?」

A山さん「うんにゃ。 メディアワークス発行『わたしのお兄ちゃん』

俺 
「日本はどうにかしてる。」






萌王に詳しい情報が載ってるとの事でしたのでカツモクして見ることにしてみましたよ。 ええそりゃもう。




あ…あれれ? 目がおかしくなったのかなァ? 
週刊って書いてあるように見えるぞぅ?





週刊でした。

しかも破廉恥な事に毎週海洋堂製作の妹フィギュア付きです。

日本はどうにかしてる。






まあ六号限定の雑誌らしいのですが、こちら予約も大変変わっております。

一冊だけ予約or六冊全部予約。


六冊予約コースの暁には一度に六個の妹フィギュアを入手。






A山さん「恥をかくのがいっぺんで済むってわけだ。」






日本はど(略)。






<今日のまとめ>

渡る世間はお兄ちゃんばかり。








スシ! スキヤキ! イモウト〜!








10月30日(木)  「前回までのあらすじ:近親相姦を苦にビルの14階から二人で飛び降りた。」


最近の陰気な楽しみ:レディースコミック立ち読み。

グルメ気取りも来る所まで来たって感じです。


まだ若輩なものでして、何から手をつけてよいやらわからないものですから

取り合えずRミツマさんが以前言っていた小学館の『Cheese!』を読むことにしました。

皆様もおすすめのレディコミがございましたら是非ご一報を。








10月31日(金)  「聞こえるか! この俺の声が!」の巻


「キングゲイナー」最終巻と「薔薇の名前」見ました。

なんつう組み合わせだ。





キングゲイナー、楽しかったですよ。 まあ、楽しいだけなんですが。

エンペランザに萌え萌え。






薔薇の名前、えてして映画のほうが面白い小説なんてのは無いと僕は考えますが、これもまた然りです。 

つうか完全映画化したら何時間かかるかわかりませんし、できない部分もありますしね。

総じてあんまり面白くなかった映画ですが、副司書のベレンガーリオだけは抜群にグッド。

俳優気持ち悪すぎ。 演技も本体も。






…え? よくわかんない?

じゃあこの凄さを別の例えで言い換えてみましょう。






ハリウッド版ベルセルク製作の際には
ベヘリット役はこの人で決まりです。







つーか正直ベルセルクなら何でもできると思った。






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