東京BABYLON
− 人、既に神たらん −
前回までのあらすじ
誰がために秋葉原、
Fool for the CIty。
■バビロン攻略戦■
2000年6月某日。東京に出るついでに秋葉原に寄ってマジックの箱買いをせよ、
とA須さんからの特命が俺に下った。
・・・任務、遂行します。
秋葉原到着。
現時刻をもって、この作戦をバビロン攻略戦と命名します。
取りあえず安そうな店を探しにさまよってみっか。
しっかし相も変わらず空気の悪いとこだ。
■復活の俺■
マジックついでに海洋堂に寄ってみる。ここは前回S木と一緒にきた。
相変わらず等身大のケンシロウが置いてある。
では回想シーンどうぞ。
<回想シーン>
海洋堂の奥のほうに潜入する俺ら。 超絶技巧のフィギュアがたくさん。
・・・と、引っ込んだところに布をかぶってる等身大EVA−初号機を発見。
S木 「おお、でけえ。」
俺 「せっかくだから10円傷つけてみっか?」
あちこちべたべたいじる俺ら。
しかしここで注意書きが貼ってあることに気づく。
「売り物です、触らないでください。」
俺 「売り物だってよ、いくらくらいなんだ?」
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20万。
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逃げた。
■迫撃!トリプルデブ!■
前回の経験から、ここ秋葉原には大きく分けて2種類の勢力がいることが判明。
タイプT
@やせ型
A髪は長い。束ねているヤツが多い。
Bバンダナ。
タイプU
@デブ。
Aハンカチを片手に常備。
・・・というのも、現在地海洋堂の帰りの階段。
今俺の前をタイプUが3人で塞いでるのである。
け・・・蹴りてえ・・・
自然発生的彼らの悪意なきジェットストリームアタックによって
見事に進路妨害される俺。
しかし・・・そう、彼らに悪意はないのだ。
片手にエロ同人を持ってますが。
3人でコミュニケーションをとりながら階段を下りているだけなのです。
ガイア(仮) 「・・・萌えー。」
マッシュ(仮)「・・・萌え―。」
オルテガ(仮)「・・・萌え―。」
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言葉のジェットストリームアタック。
や・・・殺らいでかーッ!!
ミデア輸送機を回せーッ!! マチルダさーん!!
コアファイターでも可ッ!
この際ゴラオンでもイイッ!!
とか一人で悶々としてたらいつのまにか一階にいたよ。
■恐怖! 機動デブ・ヤセ■
秋葉原のメインストリートから一本横にそれた道を歩いていた俺。
そこはもうワンダーランド。(ネヴァーランド?)
・・・と、前方に突然タイプTとUの群れを発見。
これは・・・もしかしてあの悪名高いジャンク屋というヤツでは?
アプローチを試みる俺。
・・・パターン青。
駐車場の一階に得体の知れないパーツがたくさん。奥は暗くて見えない。
そして闇に隠れて生きる妖怪人間たちが蠢き回っている。
怖ぇ。
でも置いてあるラジカセから流れている音楽はそばかす。
怖ぇもんは怖ぇ。
■秋葉原血に染めて■
A須さんからの指令も無事遂行。
荷物片手に駅へと急ぐ俺。
・・・が、迷った。
来ればわかるのですが、秋葉原は入り組んでいて東西の感覚が失われやすいのです。
こんなところでぐずぐずしていてはパーティーが全滅しかねん。
と、思ったそのとき、むこうの方で何か騒ぎ声が聞こえる。
行ってみっか。
何が起こっていたのかはよくわからないのですが、タイプUの人がものすごい剣幕で怒っている。
あまりの怒りで呂律が回ってないご様子。
そして聞こえてきた言葉。
「この店は俺の人権をムヒする気か!!」
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爆笑。 ・・・塗るの?
■脱出■
駄目だ、駅が見つからん。
体力も限界。俺はここで死ぬのか?
・・・ああ、昴くんの声が聞こえるよ・・・
(時間停止中)
− あなたは秋葉原がきらいですか? −
嫌いです。
昴くんにはいつでも会えるよね・・・
だから帰る。
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<総評>
まあ、いろいろ書きましたが、たまらない人にはたまらない所です。秋葉原ってヤツは。
・・・えっ? 僕ですか?
たまったもんじゃない。
・・・災いなるかなバビロン
ま ち
神の怒りに沈む都市
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