常磐線伝説!!  

                                    〜水戸の夜は暑かった〜


 

上野駅から水戸方面をつなぐ常磐線は、利用人数の割によく止まる。

今日はそんな常磐線の伝説を大紹介だッ!!

 

 

伝説その壱 

 

八王子の友達の家に泊まって、月曜の朝に水戸へ帰ろうとしたとき,

上野駅で改札口を通ろうとしたら止められた。

仕方なく駅員さんに聞いてみる。

 

「ああ,この切符,期限が昨日で切れてますね。新しいの買ってください。」

 

萎え。

二千円も余計に使う羽目に。

しかし所持金は278円。

上野駅を駆けずり回るが,金はおろせそうに無い。

時刻は午前8時10分。

やむを得ず外に出て,郵便局を探す。

なんと見つからない。

もう駄目かと思うとき,勇気が僕にささやいた。

 

「10時の方向に,常陽銀行を発見。」

 

※常陽銀行・・・茨大に入ると無理やり口座を作らされる銀行。癒着って怖いね!

        本来ならば茨城限定コンボの銀行である。

 

ちょっと見直したぜ。常陽銀行。何とか無事に金を下ろし,上野駅へと向かう。

二限の授業には間に合わないけど,この時間なら三限の体育には間に合う。

急いで常磐線9時50分発に乗り込む俺。

が・・・動かないッ・・・動かないッ・・・動かないッ・・・

まさに悪魔の所業!!

 

「ただいま常磐線、我孫子駅で人身事故が発生いたしました。

復旧のめどは立っておりません。」

 

このままでは座死・・・デッド・・・!!

せめて30分以内に動いてくれれば・・・!!

一時間半動きませんでした。

あえなく座死。デッド。

これにて体育にリーチがかかった。

っていうか、これ多分俺が悪い。

 

 

伝説その弐

 

先輩から聞いた話。

 

Y田さんが常磐線に乗っていたとき、やっぱりJR赤塚駅で止まった。

なかなか動かないところを見ると、どうやら人身事故のようだ。

痺れを切らしたおばさんが、駅員さんに話し掛ける。

 

おばさん「あのぉ・・・すいません。あとどの位かかりそうですか?」

駅員「そうですねぇ・・・これだけ暗いと、やっぱり飛び散っちゃって・・・

 

怒るおばさんを尻目にばれないように笑う先輩。

駅員さん面白すぎ。

 

 

伝説その参(俺からの挑戦編)

 

 

・・・っていうような話をN島と古本屋巡りをしているときにしていのさ。

月曜に帰るとろくなことが無いので,今回は日曜のうちに帰ろうと決意。

11時前に水戸につけば、バスもある。

N島と別れ,上野駅に向かう俺。

しかしそこで俺が見たものは・・・

以下は中島との携帯電話での会話の記録である。

 

俺「もしもし,N島さん?」

N「おお,どうした,俺?」

俺「ちょっと聞いてくださいよ、常磐線,集中豪雨だかで、動いてないっす。」

N「(笑う)お前,面白すぎ。(笑う)」

                              

笑いつづけるN島。会話にならんので切った。野郎。

結局水戸についたのは1時。

人気の無いバス停で考え込む俺。

 

さあ,どうする。所持金は300円。タクシーは呼べない。

とりあえず荷物をチェックだ。何かできるかもしれない。

 

所持アイテム

 

パソコン(VAIO505)、 着替え(上下)、 カード(常陽銀行,郵便局,テレホンカード)、

充電切れ寸前の携帯電話、 漫画本(古本で40冊)

 

主だったものはこの位だ。

家までは6キロ。しかも微妙な上り坂が続く。

かなり体力は限界値が近い。40冊も漫画本を持って歩くのだけは避けたい。

 

・・・さあ,ここで俺からの挑戦だ。いったい俺はどうやって家まで帰ったのかな?

解答編はCMのあとで。

 

解答編。

 

 

歩いた。一時間半かけて。

ビニールの袋が指に食い込んで痛かった。

 

 

・・・大体こんな感じだ。しかし俺には常磐線がこのまま終わるとは思えない。

いつかまた,常磐線が封印を破って俺の前に立ちふさがる気がする。

そのときまでしばしの休息だ。

じゃあ。アリヴェデルチ。

 

 

戻る

inserted by FC2 system