SF伝説!!
僕の通っているSF同好会は、九段の靖国神社のとなりにある・・・
訳ないです。
愛すべきサークルSF同好会の実体レポートです。ひょっとして俺は怒られるかもしれません。
其の壱 めぐりあい宇宙(そら)編
イバ大に入学して間もないころ、俺は割とおとなしい生活をしてました。
「・・・そうだな、このまま4年間隠れて生きる(漫画やゲームに縁の無い生活)のも悪くないな。」
そう思っていた矢先、授業の帰りに一枚のポスターに目が留まる。
各サークルが部員獲得のため、色とりどりのポスターを作っている中、そのポスターは白と黒の二色刷りでした。
「大人の含有率がひどく少ないことが先ごろ政府より発表されました。」
・・・はあ?
俺はその日の内に学校内を回り、SFのポスターをみて回りました。
以下その一例。
「要するに怪獣が好きなんだね。」
「悪いな、その五筒当たりだ。」
「スカートで産業革命? やってやろうじゃん。」
「最近使ったファイルの履歴で泣きそうになったことありませんか?」
「微妙に立つ瀬は有ります。」
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パルスを感じた。
帰って新歓のサークル紹介をチェック。そこに見えたのは何とファーザー。
「我が国にはなんと年度予算がないので、なんでかなーと思ったら産業がない。」
そして「ガンダムは好き?」
・・・行くしかねぇ。
伝説其の弐 哀・戦士編
後日。
SF同好会へ向かう俺。
サークル室でK木さんにアンケートを記入するように言われる。
アンケートくらいいくらでも書きましょう。
以下内容の抜粋。
「あなたの必殺技はなんですか?」
「最近燃えているものはなんですか?」
「最近萌えているものはなんですか?」
・・・突然親近感を覚えた。
そうこうしてるうちにY田さんとY村さんがやってくることに。
K木さん曰く、Y田さんがあのポスターを作ったらしい。
これは是非挨拶しておかねば・・・と思った俺。
そしてY田さんとY村さん登場。
「初めまして、新入部希望のA達です・・・って寮のY田さん!?」
思わず叫ぶ俺。 驚くY田さん。
・・・話は3月まで遡る。
アレは確かイバ大の寮生募集に行ったときだったか。
とりあえず寮を見学しに行こう、と母親と一緒に寮に行ったとき、案内をしてくれたのがY田さんだった。
寮の第一印象はヤバイ位ぼろい。でしたが。
Y田さん「まあ、本当に汚いところですけど・・・ばきッ」
・・・玄関のスノコを踏み抜いた。
驚く俺たち。そして次のセリフ
Y田さん「ああ・・・またやってしまった。」
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・・・また?
Y田さん、すいません。あとで母親と爆笑しました。
回想終わり。
Y田さんは、俺のことをわからなかったみたいですが、(まあ、当然でしょう。他にも案内した人はたくさんいたでしょうし。)
俺にはとても忘れられませんでした。
世間って、意外に狭いもんだ。
メンバーがそろってきたところで、活動内容についてK木さんに聞いてみる。
K木さん「そうだな・・・生きることかな。」
どうやら皆さん俺と同じ周波数のようで。
入部決定。
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後日。
Y村さん談。
「お前は何だか初日からなじんでいた。」
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伝説番外 SF科学講座編
家に帰る途中、T崎さんに遭う。
俺「じゃあ、俺こっちなんで、さよなら。」
T崎さん「ああ、俺もこっちなんだ。」
俺「T崎さんの家はどこらへんなんですか?」
T崎さん「ここをちょっといったところだよ。」
俺「じゃあ、俺ここのアパートなんで、おやすみなさい。」
T崎さん「あれ・・・俺もこのアパートだよ。」
世間って、意外に(以下略)。
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総評。
「スタンド使いはスタンド使いに引かれあう。本気で。」